
東京フィルハーハーモニー交響楽団演奏会 vol3
宇都宮市文化会館で開催されたアザレアシンフォニーシリーズ秋「東フィル演奏会 vol3」を聴きに行って来ました。
宇都宮市文化会館の南側に「明保野公園」という公園があるんですが、もう晩秋のような感じでした。
終演後は寒かったし…
プログラムは
指揮者:大井剛史
ヴァイオリン:川久保賜紀
コンマス:三浦さん
Allチャイコフスキー・プログラム
イタリア奇想曲 ip.45
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op35
交響曲 第4番 ヘ短調 op36
イタリア奇想曲
チャイコの中では比較的明るい曲想です。
この宇都宮市文化会館は昨日聴いた大宮ソニックシティホールと同様にあまり響きが良くないホールです。
どうしても昨日と聴き比べてしまうのですが、思ったより最初のファンファーレから響きが感じられました。
ただ第2部の弦のアンサンブルは豊かさがかき消されてしまったと思います。
ヴァイオリン協奏曲
これは偶然にも2週間ほど前に同じ川久保さんと日フィルでサントリーホールで聴いた曲でした。
サントリーホールよりはシャープで繊細な演奏だったと思います。
これも箱の影響かと思いますが…
川久保さんも意識してか、サントリーではあんなに弱音で演奏した箇所も今日はそれなりの音量で弾いていました。
そうしないとホール全体まで聴こえませんから…
川久保さんのアンコールは…
クライスラー:『レチタティーヴォとアレグロ』から「アレグロ」
良い演奏でしたが、2週間前と同じだったのでちょっと残念…
チャイ4ですが、この重厚な曲をこのホールでどう演奏するのか興味がありましたが、十分に音圧も感じられる良い演奏でした。
オーボエとピッコロが綺麗な音を出していました。
特にピッコロはノリノリでした。
ただ、やはり3楽章のピチカートはちょっと音が届かなかったです。
これはこのホールの宿命ですね。
オケのアンコールは、同じくチャイコの白鳥の湖より「ワルツ」でした。
まぁ、大好きなチャイコフスキーなので満足。
それにして休憩を入れて約2時間30分の大演奏会でした。
ちょっと残念なのは、「ジャーン」で終わると思わず拍手をしてしまう一部の聴衆…
川久保さんもオケも苦笑いしていました。
今日分かったのは、今回を含めて3年間全てAllチャイコフスキーで演奏会の予定が組まれているようです。
来年が、Pコン(仲道郁代)、5番
再来年が6番(悲愴)、宮田大の名前もあがっていましたがロココでしょうか?
毎年11/3日です。