
マリア・ジョアン・ピリス&リリット・グリゴリアン デュオ・リサイタル in 浜離宮朝日ホール
このサイトは2018年11月1日以降は新しいURLに移行しています。
それ以降の更新はありません。
新サイトでの同一記事はこちらです。
いよいよ最後のリサイタルになってしまいました。
4/26日、浜離宮朝日ホールです。
当初は24日のプログラムと同じ予定でしたが、サプライズがありました。
この日の曲は
モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.521
ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 K.576 (グリゴリアン)
ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330/300h (ピリス)
シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D940(4手)
となりました。
D940が最初からプログラムに予定されていたら、聴きたかった人がいたかと思います。
浜離宮でも発売日にチケットを購入したので、好みの席が取れました。
この人は調律をしているだけでピリスではありません(笑)
演奏ですが、川口に比べたら良くなっていました。
グリゴリアンは川口のリサイタル前日に来日したそうで、準備不足だったのでしょう。
さらに二日間師匠にしごかれたに違いありません。
この日のピリスは珍しく赤系のスカートで演奏…
いつも地味な服装なので凄く若々しく感じました(笑)
曲目変更された幻想曲…
「私は公の場からは引退するけど、まだまだこんな曲も演奏できるから心配しないで」などと語りかけられているような気がしました。
演奏が終わって暫く鍵盤に手を置いたまま、頭を垂れてピアノにお礼をしているような仕草がとても印象的でした。
アンコールは当初予定していたモーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.19dを全楽章演奏するという暴挙でした(笑)
二人が楽屋に下がった後も何かホールから出たくないような感じで…
公の場でピリスの生演奏を聴く機会はもうないと思いますが、それ以外の部分での活躍を願っています。