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マリア・ジョアン・ピリス&リリット・グリゴリアン デュオ・リサイタル in 川口リリア

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それ以降の更新はありません。
新サイトでの同一記事はこちらです。

ピリスとお弟子さんのグリゴリアンのデュオ・リサイタル

このリサイタルは当初の来日公演では予定がありませんでした。
でもその他のチケットがあっという間に売り切れたのか?追加公演として決定したものです。

ピリスが引退せずに、今回が最後の来日公演でなければ…
このデュオ・リサイタルには行かなかったかも知れません。

多分、サントリーホールでの2公演とN響とのコンチェルトのどちらか1日を聴いただけだと思います。

プログラムは敬称略で

ピアノ:マリア・ジョアン・ピリス、リリット・グリゴリアン

ALLモーツァルトです。
4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.19d
4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K.381/123a
ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調 K.576  (グリゴリアン)
ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K.330/300h  (ピリス)
4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.521

場所は川口リリア…
メインホールではなく4階の音楽ホールです。

今回が最後でなかったら多分行かなかったと書きましたが、悩んだ末に発売日にチケットを購入しましたのでほぼ希望の席が取れました(笑)
連弾はK. 19dだけグリゴリアンがプリモを務め、それ以外はピリスがプリモでした。

またソロと違い楽譜を見ながらなので、見慣れないピリスの眼鏡姿も見られました。
眼鏡はかけていない方が良いですね(笑)
なお、ピアノに眼鏡を忘れて取りに帰るなどというシーンも…

譜めくり担当もいましたが、譜めくりのタイミングが合わずに駄目だしをされていたり、最後はピリスが自分でめくったりしていました。

ソロ演奏の時はお互いにホール内の下手側に置いてある椅子に座って水を飲んでいて、演奏が終わると紙コップに水を注ぎ渡してあげるなどという全体的に何か和やかなリサイタルでしたね~

グリゴリアンの力強い演奏を一緒に聴くと、改めてピリスの自然体で温かい音色が際立ちました。
グリゴリアンの音にちょっと押されて目立たない部分があったのは残念ですが…

グリゴリアンが悪いと言っているのではありません。
彼女も良い演奏だと思います。

ソロとして最後に聴くK.330…
忘れません!

アンコールは4手のためのピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.358/186cより第2楽章

この日までの6公演で一番近くでピリスの音を聴きました。
600名収容の音楽ホールで良かった。

残りは後1回、26日の浜離宮です。