
イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノリサイタル
これも実際に聴きに行ったのは12/14日です。
この日は日フィルの第九とダブル・ヘッダー…
まぁ、同じサントリーホールなので移動がなく楽でした。
プログラムは
リスト:巡礼の年 第2年 「イタリア」からダンテを読んで(ソナタ風幻想曲)
シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17
ストラヴィンスキー:「ペトリューシュカ」からの3楽章
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 op.35
今回は日本でのリサイタルは14日サントリーホールの1回だけ。
アジアツアーの途中とは言え、1回のリサイタルのために来日するのは大変ですよね~
実は、そもそもはこのリサイタルに興味はありましたが行く予定にはしていなかったんです。
しかし、第九を聴きに行くのが決まり…
どうせ14日にサントリーに行くので聴きに行くことにしました。
ポゴレリッチのリサイタルは以前にも何回か聴いているので、超個性的ですが受け入れ可能な範囲です。
チケットも当日引き換えが残っていたのでラッキーでした。
そういえば、前回のリサイタルも急に東京出張が決まった時で当日引き換えでした。
雪(霙)の中を並んで引き換えた座席は2階正面席…
さっきまでの第九と同じような良い席でした。
開演15分くらい前に入場して席につくと、ピアノの調律の音が聴こえてきます。
でも、何か曲になってる…
まぁ、調律師さんもポンポン音を出すだけでは面白くないでしょうから良いんじゃないと思ってよく見たら…
帽子を被った普段着のポゴレリッチ本人でした(笑)
いくら帽子を被ったからってばれますよ!
「ダンテを読んで」は低音部は凄く良かったのですが、高音部がミスタッチが多すぎた気がします。
でも、彼の世界に引きずり込まれました(笑)
シューマンですが、何ですかこのテンポは…
じっくり聴き入って、前半が終わったのが20:15分近くですよ!
いくら第3楽章が「 Langsam getragen…」とは言っても、シューマンは全楽章で45分以上かかりました。
2010年LFJの悪夢を思い出しました(笑)
後半は、ポゴレリッチの個性が爆発して2曲とも何とも言えない素晴らしい演奏でした。
ペトリューシュカの第2楽章、ブラームスの第2部が特に聴きごたえがありましたね~
で結局、終演はアンコールなしで21:30分…
私としては最初のリストが余計だった気がします。
そうしたら21:00には終わっているのに…
彼はサイン会などはやらないと思っていましたが、何とこの後にサイン会が…
何時に帰れるんだろう…
プログラムを差し出して、本当は右側の曲名が書いてあるページにサインをして欲しかったのですが、何と自分の写真の上にサインを…
普通の人は、自分の写真の上にサインするって嫌だと思うんですけどね~
サインも誰でも書けるようなものです(笑)
人に見せたら、自分で書いたんだろうと言われそう…
でも、このように立ったまま目の前でサインしてもらったので本物です!
椅子も用意してあったのに、何で座らないんだろう?