
原田恭子(Pf)×池上政人(Sax) ランチタイムコンサート
私が原田さんのピアノ演奏を最初に聴いたのは約2年前…
東京文化会館での「創遊・楽落らいぶ」でした。
トロンボーン奏者である藤原功次郎さんと共演されていました。
その後、藤原功次郎さんのリサイタルで2回、チューバの柳生和大さんのリサイタルで2回聴きました。
杉並公会堂のリレー・コンサートでも聴いたので計6回になりますね。
いずれにしても、トロンボーンとピアノ、チューバとピアノのために書かれた曲はあんまりないので、基本的に原田さんのピアノはオーケストラの役割を担っていました。
実際に聴きに行ったのは4/26日です。
プログラムは敬称略で
サクソフォン:池上政人
ピアノ:原田恭子
ジェローム・ノーレ:フリッソン 変ホ長調
アンリ・トマジ:バラード
アレクサンドル・グラズノフ:アルト・サクソフォーンと弦楽オーケストラのための協奏曲
サクソフォンという楽器をメインに聴いたのは初めてでした。
オーケストラのメンバーとして聴いた事はありますが…
初めて聴く曲ばかりでしたが、サクソフォンの力強い音色や原田さんの楽しそうに演奏しているピアノ…
とても楽しめました。
このランチタイムコンサートは、違うサクソフォン奏者でグラズノフの協奏曲をテーマに後3回開催されます。
オーケストラのための曲なので、ピアノはオーケストラの役割です。
サクソフォンを演奏する人によってピアノ部分の演奏を変えると言われていました。
やってみなければ、どんな演奏になるか分からないとも(笑)
アンコールはロベール・プラネル:「ロマンチックな組曲」よりイタリア風セレナードでした。
「演奏中に色々な事がありましたが、これが生演奏の良い所で今日ここでしか聴けない演奏だった」と言われていました。
同感ですね~
我々も生演奏を聴きに行くのは、そういった生でしか聴けない良い意味でも悪い意味でも事件を期待しているのです(笑)
ホールまで凄い坂道で、めげそうになりましたが頑張って聴きに行って良かったと思っています。
本当は終演後に懇親会があったのですが、ちょっと美術館に行きたかった事と、聴きにきているのが学生が殆どだったため場違いな感じがあったので原田さんに少しだけご挨拶をして懇親会には参加しませんでした。
もし、懇親会に参加していたらあんな奇跡は起こらなかったと思います。
何の奇跡かというと、このランチタイムコンサートが終わったあとのある時間にある場所で、原田さんのピアノを聴くキッカケとなった藤原功次郎さんと柳生和大さんにお会いしたんです。
これって凄いタイミングですよね~
奇跡です(笑)