
ラン・ラン ピアノリサイタル
実際に聴きに行ったのは4/26日です。
昨年は体調不良で来日が中止になたので2年ぶりのラン・ランでした。
プログラムは
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調 K.283
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 K.282
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310
ショパン:バラード 第1番 ト短調 op.23
ショパン:バラード 第2番 ヘ長調 op.38
ショパン:バラード 第3番 変イ長調 op.47
ショパン:バラード 第4番 ヘ短調 op.52
いつも通りのラン・ランの世界で素晴らしいリサイタルでした。
「良かった、良かった」で終わりたいのですが…
何かちょっと違うんだな~
2年前に2回聴きに行って印象に残っているのは…
プロコ:戦争ソナタ
シューベルト:ピアノ・ソナタD960
激しさや優雅さを楽しみました。
今回の演奏も、良かった事は確かですが…
以前よりもパフォーマンス過多のような気がして…
コントラストも大きすぎるし…
さらに、演奏がスマートすぎるような気がしてなりません。
何曲か、最後の音を出したときに異音が…
彼はしきりにペダルを確認していました、彼が動きすぎて踏み外しているのにペダルを確認しても駄目です。
バラードの第4番はさすがでしたが、第1番から第3番までは、ちょっと集中が出来ていなかった気がします。
またモーツァルトはもっとモーツァルトらしい演奏をして欲しかった…
観客を楽しませるピアニストとしてはトップクラスだとは思いますが…
それが好きで聴きに行っているんですが…
彼も年齢を重ねていって、このままで良いのか? と思うようなリサイタルでした。
来年来日したらきっと聴きに行くでしょう。でもその次はどうなるか今のところ保留です。
次回も同じような感じだったら、彼の場合は生演奏ではなくCDで聴いた方が良いという結論になるのかも知れません。
演奏を聴きながら…
シュトレーゼマンが真一くんに言った「色気なしです。もっと美しくロマンチックに…」
真一君がのだめに言った「もっと真剣に楽譜と向き合え」
という言葉が頭をよぎりました(笑)