
東フィル 3.11 オマージュ
医者の薬を飲んだら咳もピッタリとまったので、予定通り東フィルの演奏会に行って来ました。
私が行こうか悩んでいる時以上に咳をしている人がいましたが、もう少し考えて欲しいですね〜
折角のチケットが無駄になるでしょうけど、周りの人に迷惑をかけてまで聴きに行くのはちょっとマナー違反です。
文化会館の南側にある明保野公園と東フィルの楽器運搬用のトラック(笑)
15:30開演ですが、駐車場の確保のため早めに家を出て道も空いていたので、14:10頃文化会館の駐車場に着きました。
外は寒いのでしばらく車の中で休憩…
NHKラジオを聞きながら、14:46分の黙祷を捧げてから会場入りしました、
プログラムは
指揮者:井﨑正浩
フルート:さかはし矢波
チェロ:宮田大
スメタナ:我が祖国から「モルダウ」
ドップラー:「ハンガリー田園幻想曲」
チャイコフスキー:「ロココの主題による変奏曲」
ドヴォルジャーク:交響曲第9番「新世界より」
「モルダウ」は最近では「ヴルタヴァ」と教えているらしい…
この曲好きなんですよね〜
というか、何処かで我が祖国を通しで(たぶん75分くらい)演奏してくれるオケはないだろうか…
通して生で聴いてみたい曲です。
今日のモルダウはちょっと華やかさが欠けた演奏でしたが満足は出来ました。
続いて「さかはし矢波」登場で ドップラー…
ドップラーが得意な方ですけど、今日の出来はちょっと…
やはり自分のオケでソリストを務めるって遠慮があるのか、ちょっと音が出ていない感じがしました。
「宮田大」のロココの主題による変奏曲…
実は宮田大がオケと共演するのを聴くのは今回が初めてです。
一昨年も同じ会場で同じオケでチケットまで購入したんですけど、ちょうどズービン・メータ&イスラエルフィルの来日公演と重なってしまいイスラエルフィルを聴きにいってしまいました、
もう一回、日フィルのさいたま定期で聴く予定がありましたが、この時は震災の影響で中止に…
堂々として良い演奏でした。
逆にオケがちょっと遠慮していた部分があったかも。
宮田大は宇都宮出身なので、宇都宮でリサイタルや演奏会があると結構人気ですね〜
私は川崎生まれ、横浜育ちなのであまり地元意識がなく、単純に宮田大の演奏が聴きたくてソロ・リサイタルに行ったりしているんですけど…
アンコールに応えて「荒城の月」
単純にメロディーだけを弾いたんですけど、胸にしみ入り聴き入ってしまいました。
ジーンとしました。
休憩後のドヴォルジャークですが、前半の遠慮がちな演奏と違って、ガンガン響いてくる演奏でした。
東フィルってあんまり聴きに行っていないので、正規団員がどれくらい入っていたかは分かりません。
少なくとも主席ティンパニ奏者は北海道で演奏していたらしいし…
しかし、イングリッシュ・ホルン、フルートを初めとして各パート良く鳴っていました。
デッドな会場なのに、期待以上の「新世界より」でした、
アンコールですが、東フィルをバックに会場全体で「ふるさと」を合唱。
震災にあわれた方の「ふるさと」への思い、運良く震災の影響がなかった人たちも「ふるさと」への思いを込めて唄いましょうとマエストロからの提案があり、不思議な事にプログラムの最後に歌詞が印刷されていました(笑)
まぁ、こんなアンコールもたまには良いか。