
東京芸術劇場リニューアル・オープン記念コンサート マーラー:復活
実際に行ったのは昨日(9/1)です。
芸劇界隈では前の広場やチケットボックス前などで、祝福モードで盛り上がっていました。
ちょっとした、オープニングセレモニーみたいのもありました。
見た目で大きく変わったのは、ホールへ向かう長いエスカレーターが2段階になっていました。
でも終演後は、エスカレーターが突然停止したりしてちょっと危ない場面も…
エスカレーターを上がった天井も変わっていました。
プログラムは
指揮者:下野竜也
ソプラノ:小川里美
メゾソプラノ:清水華澄
合唱:東京音楽大学合唱団
管弦楽:読響
マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」
リニューアルに復活を持って来るなんて、良いですね〜
昔、都響に移った渡邉曉雄氏が日フィルに戻った最初の定期演奏会も復活でした。
この曲は今年は、5月に八王子で西本智実&日フィルで聴いたので2回目です。
八王子のホールは構造的に異様に響くホールで、あまり復活には向いていなかったため今日のプログラムが決まった時には楽しみにしていました。
芸劇はリニューアル前は重厚な音が聴けたけど、それほど響かないホールだった記憶があります。
1年半以上前なので、正確な記憶ではありませんが…
今回のリニューアルで壁にリブを入れる事によって豊かな響きを実現しているようです。
天井の反射板も少し変わったような気がしました。
そこでどんな復活が聴けるのか…
盛り上がっている時はそれほど感じませんでしたが、弱音時には金管の音が少し足りないような印象を受けました。
最も、席が3階の前から2列目という環境のせいかも知れません。
細かい所は、ちょっと安定を欠けた楽器があったりしましたが、全体的には満足出来る演奏会でした。
1楽章と2楽章の間はたっぷり合間を置きました。
スコア通りに5分程度の休止を入れたのでしょう。
何より、池袋にホールが戻って来たという事が重要です。
これで少し飽和気味だったオペラシティの演奏会が芸劇に戻って来る事になります。
後はミューザだけですね〜
しかし、残念だった事が2つありました。
1つは、席の場所の問題なのか寒すぎました。
もう1つは、これは仕方がない事ですが新しい椅子なのでちょっと疲れました。
後悔している事は、公式には初めて座った席なので名前を書いてくれば良かった事(笑)
あっ、冗談ですからね…