
第644回 日フィル 東京定期演奏会
実際に聴いたのは10/19日です。
プログラムは
指揮者:アレクサンドル・ラザレフ(首席指揮者)
ヴァイオリン:川久保賜紀
コンマス:扇谷さん
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
プロコフィエフ:交響曲 第6番 変ホ短調 作品111
プロコはラザレフが進めて来たプロコ・チクルスの最終章です。
本来は2011年6月の第631回定期で演奏される予定でしたが、ラザレフが腰の手術後で来日出来ずに延期になったものです。
そういえば、震災当日も椅子に座って指揮していました。
サントリーホールの隣りに有るANAインターコンチネンタルの高層階に宿泊していて、エレベータが止まったために階段で上り下りをしたらしいので、その影響もあったのでしょう。
現在は、次のラフマニノフ・チクルス中ですが、プロコも無事に完了出来て良かったと思います。
チャイコのVnコンですが、川久保さんが凄く良かったです。
凄く繊細な部分、感情が入り込んだ部分を見事に弾き分けていました。
それにオケも同調して全体的には凄く優しい切なくなるような演奏でした。
アンコールはクライスラー:『レチタティーヴォとアレグロ』から「アレグロ」
こちらはシャイコと違って、茶目っ気たっぷりの演奏でした。
プロコのこの曲は正直な所、あまり多くは聴いていない曲…
感想は演奏するのも聴くのも難しい曲である事。
そんな中で、チューバが良かったですね〜
チェレスタとピアノの小林さんも目立たなかったけど良かった。
残念なのは、もっと普段聴き込んでおけば良かったという反省かな〜
そうするともっと楽しめたような気がします。
終演後はホワイエで交流会
まずは、先日「インタームジカ・インターナショナル・コンペティション」で見事優勝されたトロンボーンの藤原さん…
「おめでとうございます」との祝福をした後、トロフィーと賞状も一緒にパチリ。
ちょっと賞状等がぼけてしまって残念。
このトロフィーは帰国時の税関で危険物とのチェックが入り没収されそうになったとか、ならなかったとか…
ラザエフ氏はチクルスが終わってほっとしてるかと思いましたが、まだもう1日あるので、緊張感は保ったままでした。
ロシア語ではなく堂々と日本語で「おめでとうございます」と言って握手…
いつものように力強い握手をしてくれました。
トランペットの客員首席奏者のOttaviano Cristofoliさん。
彼の日本人ばなれ(日本人じゃないけど)した演奏には驚かされます。
やはり日本人じゃないので声をかけにくいのか、一人でぽつんとしていました。
思い切って英語で話しかけてみたら、日本語で返事が返って来ました。
その後はお互いが簡単な英語&日本語を交えて、結構意思の疎通が出来ました。
先週福川さんのランチタイムコンサートの写真をFacebookにアップしましたが、彼もその写真の「いいね」をしていてそれからFacebookの話題に…
その場でお友達になりました。
彼からのメッセージは日本語でした。
あんまり楽団員さんたちに迷惑がかかるような交流は駄目だと思いますけど、こういった普通の会話が出来るのも良いですね。