
第645回 日フィル東京定期演奏会
実際に聴きに行ったのは11/9日です。
プログラムは
指揮者:山田和樹(正指揮者)
ピアノ:パスカル・ロジェ
コンミス:江口さん
野平一郎:グリーティング・プレリュード
ガーシュイン:ピアノ協奏曲 ヘ調
ヴァレーズ:チューニング・アップ
ムソルグスキー:展覧会の絵(ストコフスキー編曲)
山田和樹氏は9月より日フィルの正指揮者に就任しましたが、今回が正式な披露演奏会になりました。
9月以降も実際にはコンチェルト・シリーズなどを振っていますけど…
一言で言うと、とても楽しい演奏会でした。
最初のグリーティング・プレリュードは聴いていると非常に難解な曲でした。
弦楽5部だけで演奏されます。
大きな声では言えないですけど、ちょっと眠気をさそう曲…
寝ませんでしたけど(笑)
でも、この曲は最終的にはあの誕生日で歌う有名な旋律になっていくんです。
最初はそれぞれが勝手に演奏している感じが例の旋律にまとまって行くまでの過程が約10分の曲にまとめられていました。
きっと正指揮者誕生にかけているのでしょう。
師匠のコバケンからの花も届いていました。
ガーシュインは、開演前の行われた山田氏自らによるプレトークではジャズの要素がかなり入っていると言われていましたが、実際に聴くとそんなに多くは含まれていないように感じました。
オケは最初の弦楽5部から大編成になり、乱れる事もなく楽しい演奏でした。
パスカル・ロジェの演奏も凄かった…
アンコールはサティのグノシエンヌ第5番
それまでの激しい演奏と違い柔らかい曲…
良い演出でした(笑)
チューニング・アップですが…
休憩後いつものようにステージに上る楽団員達…
いつものようにオーボエによるチューニング開始…
でも、杉原さんが立ち上がって吹いている?
するといつのまにステージ上にいたのか分からない山田氏が指揮を始めました。
チューニング風景を曲にしたものです。
とにかくめちゃくちゃ。でも、何となく曲になっています(笑)
途中でサイレンなども鳴り、とても楽しい曲でした。
最後は展覧会の絵…
またオーボエからのチュージング時…
会場内のどこからともなく笑い声が(笑)
ピアノ版やラヴェル編曲のものは幾度となく聴いていますが、 ストコフスキー編曲のものは初めて。
プロムナードがヴァイオリンから始まったり、ラヴェル編とは楽器が違ったり途中を省略したり…
興味深い演奏でした。
これってストラヴィンスキー作曲と言っても信じちゃいそう(笑)
録音をしていたようです。
CD化されるのでしょうか?
チューニング・アップと展覧会の絵が入っていたら良いな〜(展覧会の絵は入るでしょうけど…)