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音楽

藤原功次郎トロンボーン・リサイタル

音楽

昨日も書いたように実際に聴いたのは11/16日です。

昨晩は疲れて寝てしまい、今日もお昼くらいまで寝ていました(笑)

足の指は靴を履いたりすると相変わらず痛いですが、徐々に痛さが弱まっている気がします。
来週また整形外科に行くので、またいじられて痛くなると思いますが(笑)

リサイタルの会場は旧東京音楽学校奏楽堂です。

そもそもは明治23年に建築されました。国の重要文化財です。
現在は上野公園の東京都美術館の隣りにあります。

プログラムは

テーマはトロンボーンで奏でる 〜祈り〜

トロンボーン:藤原功次郎
ピアノ:原田恭子
打楽器:三橋敦

J.S.バッハ:G線上のアリア
富田勲:おとうと
J.S.バッハ:ソナタ ト短調 BWV1029
J.フェルトハウス:I was Like Wow
S.ラッシュ:トロンボーンとピアノと打楽器のための<反乱>
坂東祐大:3つのメロディー
B.アッペルモント:トロンボーン協奏曲 カラーズ

最初は藤原さんと原田さんで「ホタルノヒカリ」を演奏…
ご自身のテーマソングにしたいとか…

G線上のアリア

昨年は様々なところで聴いた曲です。
トロンボーンとピアノでどのような演奏になるのかと思い聴いていましたが、メロディーを奏でるトロンボーンの哀愁を帯びた音が良かったです。
ちなみに前後半ともに繰り返しなしでした。
トロンボーンという事で、それで良かったと思います。

おとうと

山田洋次監督の映画(私も観ました)のメインテーマ。
富田勲は映画での鶴瓶さんにはトロンボーンしかないと思い作曲されたそうですが、昨日の演奏は癒しキャラの鶴瓶さん以上にいやされました。

ソナタ ト短調 BWV1029

今年の6月に「創遊・楽落らいぶ」でも聴いた曲です。
そういえばその時もピアノは原田さんでした。

ヴィオラ・ダ・ガンバ とチェンバロのために書かれた曲ですが、テンポの良い曲です。
演奏するのはとても難しい曲だと思いますが一生懸命演奏する藤原さんが印象的でした。

I was Like Wow

副題に〜イラク戦争から重傷を負って帰還した二人の若いアメリカ兵たち〜とあり、片足を失った兵士、両目を失明した兵士のドキュメント映像を流しながらの演奏でした。
ちょっと衝撃的な音楽…
ちなみに実演奏はトロンボーンソロでした。

トロンボーンとピアノと打楽器のための<反乱>

トロンボーンとラッシュと言えばコープラッシュですが、この曲はS.ラッシュ… 知りません(笑)

ここで三橋さんが登場し、複数の打楽器を巧みに演奏しました。
いつもはオケの一番後ろにいるので、近くで拝見したのは初めてでした。

迫力ありましたね〜
打楽器もトロンボーンもピアノも…

3つのメロディー

この曲は現役の東京芸術大学作曲科に在籍中の坂東さんが作曲した曲…
公の場所では世界初演だそうです。

特に3曲目がとても気に入りました。

カラーズ

インタームジカ・インターナショナル・コンペティションでの課題曲。
優勝を決めた曲です。
B.アッペルモントがトロンボーンへのオマージュを込めて書かれた曲です。

良い曲でした。
藤原さんも後半は泣きながら演奏… 「頑張れ〜」と応援したくなりましたが自粛…

この曲、実際にオケとの協奏曲で聴いてみたい。

アンコールはベートーヴェン:ピアノソナタ 第8番の2楽章より
これも良い演奏でした。

全体を通した感想は、藤原さんの色々な「祈り」が届くような演奏でした。
ちなみに昨日演奏に使った楽器は、彼のお父さんに買ってもらった楽器でお父さんからの最後のプレゼントになったものです。

事前にFacebookでその事を知っていましたが、実際にその場で彼の話を聞いて涙ぐんでしまいました。

足の指を剥離骨折した翌日だったので痛かったし悩んだんですけど、無理をして聴きにいって良かった。
約束していた「とちおとめのワイン」などの差し入れも渡せたし…