
山本裕康 チェロ・リサイタル
実際に聴きに行ったのは1/9日です。
プログラムは敬称略で
チェロ:山本裕康
ピアノ:諸田由里子
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 op.69
ソッリマ:ラメンタチオ
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
ヘンデル(大橋晃一編曲):歌劇「リナルド」より 「私を泣かせて下さい」
ヴァヴィロフ(大橋晃一編曲):カッチーニのアヴェ・マリア
ブルッフ:コル・ニドライ op.47
ポッパー:ハンガリー狂詩曲 op.68
お二人のリサイタルは個別には聴いた事がありますが、ご夫婦でのリサイタルは初めてでした。
阿吽の呼吸と言うか、「シュート」に出てくる藤田東高校のフラッシュパスと言うか(笑)、とても息の合った演奏でした。
野方はかなり昔に友人が住んでいて(今は分かりませんが)、20数年前に行ったことがあります。
が、駅を降りて迷いました!
それもホールが地下にあるとは思わなくて、並んでいる人がいなかったらきっと行けなかったかも(笑)
18:30開場のところ18:00ちょっと過ぎに着いて、10番目くらいでした。
開場して最前列のど真ん中の席も可能でしたが、ピアノの鍵盤が見えないので左側に移動…
最前列のこんな場所で聴きました。
写真では遠く見えますが、山本さんとは5メートルも離れていません。
息遣いが聴こえる場所で演奏を聴くことが出来ました。
前半の2曲は鉄板とも言える曲です。
無伴奏チェロ組曲は昨年11月に建長寺のリサイタルでも聴きましたが、やはりお寺と違って音の広がりがあり「うっとり」…
今年の私の運勢は「人生で最も癒される」という事なので、その効果でしょう!
チェロ・ソナタからは諸田さんが登場し、華やかな雰囲気に包まれました。
今回もK社長は、CD販売や譜めくりで大活躍でした(笑)
後半が始まって、最初はラメンタチオ…
初めて聴く曲ですが、何か色々音が聴こえてきます。
どうやって演奏しているんだろうと思い、じっくりと見ると…
何と山本さん演奏しながら歌っていました。
何でもイスラム教の祈りを表しているとか…
演奏も弦を弓で叩いたりと変わった演奏でした。
演奏後は息も絶え絶え状態…
山本さんは曲間にトークを入れて曲の説明などをしてくれますが、真面目な方なので考えながら&言葉を選びながら話されます。
それが、面白いんです。いわゆる「ゆるいトーク」とでも言うんでしょうか。
ご本人は真面目に話しているだけに余計におかしく感じます。
この辺りにも山本さんのお人柄が現れているんでしょうね~
それ以外の曲も、とても充実したプログラムで「人生で最も癒される」効果はありました(笑)
アンコールはサン=サーンス:白鳥と岡野貞一(大橋晃一編曲):故郷の2曲。
特に子供の頃に歌った唱歌を聴くと何とも言えずにジワジワきますね~
ちなみに編曲の大橋晃一氏はホルン奏者だそうです。
楽器は違いますが、数年前にイ・ムジチ合奏団が「赤とんぼ」をアンコールで演奏したのですが…
突然の事で涙しました。
少し遠かった野方ですが、とても満足できるリサイタルでした。
またタイミングがあれば聴きに行きたい!
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ここからはリサイタルとは違いますが…
年間で290回以上も演奏会を聴きに行く友人がいるんです。(このリサイタルもご一緒しました)
また、ラーメンがお好きで演奏会の後は殆ど「ラーメン終止」(昨日もラーメン終止のようでした)
その友人が「ラメンタチオは聴いたけど、ラーメンたちはしない!」と宣言しました(笑)
でもこのリサイタルを聴いた人ではないと意味不明だと言ったら、私のblogの真似をしたと…
これはきっと、blogに書いて欲しいサインだと確信し取り上げました。
まあ、このblogを見ている方で実際に交遊がある方は、その友人の事も知っていて納得するでしょうし、面識が無くblogを見られている方にはその友人を特定できないので問題はないですよね~