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音楽

辻井伸行日本ツアー2012/2013 at 宇都宮

音楽

2012/10/10〜2013/2/16までの間に28回のリサイタルが組まれています。
宇都宮公演はその12回目…

プログラムは

ドビュッシー:2つのアラベスク
(第1番 ホ長調/第2番 ト長調)
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
(前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ)
ドビュッシー:版画
(パゴダ/グラナダの暮れ/雨の庭)
ドビュッシー:喜びの島

ショパン:ワルツ 第1番 変ホ長調 op.18 華麗なる大円舞曲
ショパン:スケルツォ 第2番 変ロ短調 op.31
ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調 op.61 幻想
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53 英雄

(アンコール)

ショパン:エチュード 第3番 ホ長調 op.10-3 別れの曲
ショパン:エチュード 第12番 ハ短調 op.10-12 革命
辻井伸行:それでも、行きてゆく
菅野よう子:花は咲く

アンコールまで一気に書いてしまいました。

若干、先日のルイサダとかぶっています。
今回の目的はドビュッシーを聴く事…

生誕150年なのにあまり聴いていませんでした。
なので、先日のルイサダと今日と来月の渚智佳というドビュッシープログラムを入れました。

それぞれ微妙にかぶっていますが(笑)

辻井伸行というと美しい音色をイメージしますが、これは辻井奏法?がなせる技…
鍵盤をピアノ本体に当てないで弾く奏法です。

書くと簡単だけど、実際には…
ためしに電子ピアノで試してみてもfでさえ「コツコツ」と音がします。
(コンサート・ピアノとは構造が違うので当たり前ですが)

それをfffの音でも、ハンマーがピアノ本体を叩かないで演奏するのが彼のすごさです。
ハンマーのスピードと打鍵の深さをコントロールしているんですね〜

ただし彼はミスタッチはわりと多いんです。
今日も結構ありました(笑)

でも雑音のない音なので綺麗に聴こえるんだと思います。

さて今日の演奏ですが…

強い音が若干尖って聴こえます。
えっ、ピアノを叩いてる?

席からは彼の腕、手、指が遠いながらも見えましたが、今までと違った演奏方法をしている訳ではありません。
今までに彼の演奏を2回ほど聴いていますが、こんな音ではありませんでした。
まぁ2回ともコンチェルトでしたが…

考えられるのはクラシック音楽を意識したホールで聴いた音と、今日みたいな多目的ホールでの音…
でも、今日のホールでも過去に何人ものピアニストのリサイタルを聴いていますがこんな事はありません。

後は席の違いでしょうか。

普段は中央ブロックで聴いていますが、今回のチケットは人気のようで発売日にやっと購入出来たのが左ブロックの一番左…
壁の真横です。

壁の反響のせいでこんな尖った音になってしまったのでしょうか?

演奏自体はたぶん良かったのでちょっと残念でした。

でも、やはり彼はモーツァルトの方が好きだな(笑)

前半のドビュッシーでどこからともなく「鼾」のような音が聞こえていました。
休憩時間にロビーで、みんなも「あれ、鼾だよね〜」と話をしていたので会場全体に聞こえる鼾をかいていた人がいたのかも…
ある意味凄い。