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音楽

玉川克の室内楽コンサート Vol.8

音楽

実際に聴きに行ったのは12/6日です。

以前にも書いたと思いますが、栃木県出身のチェリストである玉川さんが、「宇都宮であまり室内楽を聴いた事がない」という事から企画されたコンサートで、今回は8回目になります。
サブタイトルが「真冬にHOTな弦楽六重奏 -凄腕集めましたー」と付いています。

プログラムは敬称略で

1st Vn.:長原幸太
2nd Vn.:佐久間聡一
1st Va.:鈴木康浩
2nd Va.:生沼晴嗣
1st Vc.:宮地晴彦
2nd Vc.:玉川克

ブラームス:弦楽六重奏曲 第1番 変ロ長調 op.18
チャイコフスキー:弦楽六重奏曲 ニ短調 op.70 「フィレンツェの思い出」

凄腕を集めましたというだけあって、凄いメンバーが集まりました。
それも、都内ではなく宇都宮です。

何でも昨年8月に飲んでいる席で、このコンサートが決まったとか…

実際に生で弦楽六重奏を聴くのは多分初めてだ思います。
そもそも、オーケストラやソロ・リサイタルを中心に聴いてきて室内楽を聴くようになったのは、ここ4~5年ですし…
その殆どが弦楽四重奏でした。

演奏された曲はCDでは聴いた事があり、全く知らない曲ではありませんでしたが…
やはり、生演奏の迫力は凄かったです。

3列目のやや左側の席で聴いたのですが、配置的にちょうど1st Va.の鈴木さんの視線がこちらを向いていて…
<私の斜め後ろでカメラ撮影をしていたという事もあるかも(笑)>

両足を浮かして体全体でリズムをとっていたり、にこやかな表情でブラームスの第2楽章をさらっと演奏したりと目でも楽しめました。

6人の演奏が複雑に絡み合ったり、時にはまるで競争をするように力強く格闘するような熱い演奏が繰り広げられました。
弦楽四重奏にVa.とVc.が1人づつ加わっただけで、こんなに幅広い複雑な演奏になるなんて、聴いている方も興奮してまさにHOTになりました。

アンコールはブラームス:ハンガリー舞曲 第5番 嬰ヘ短調 弦楽六重奏版…
笑わせて頂きました(笑)

玉川さんの室内楽は少なくとも来年度の4回は決まっていて…

チェロ・アンサンブル、昴21(弦楽四重奏)、ピアノ・トリオ、ピアノ・トリオという予定だそうですが、このような弦楽六重奏もまた聴きたいですね。

なお、12/25日に発売されるCDが会場限定で先行販売されていたので入手しました。
誰でも聴いた事のあるような曲が収録されています。

まだ車の中で聴いただけですが、「荒城の月」は心にグッとくるような音色でリピートしました。
あとシューベルトの楽興の時 第3番… ピアノのソロ曲ですが、あの装飾音をVc.ではどう表現するのかと思っていたら…
良く考えたら、グリッサンドが得意な弦楽器の方がピアノより向いていると気が付きました。

終演後には皆さんのサインも頂きました!

次回は2015/5/6日のチェロ・アンサンブルです。