
ファジル・サイ&須川展也 デュオ・リサイタル
実際に聴きに行ったのは10/16日です。
プログラムは
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331 「トルコ行進曲付き」
フランク:ヴァイオリン・ソナタ(サクソフォン版)
ミヨー:スカラムーシュ
ファジル・サイ:組曲~アルト・サクソフォンとピアノのための op.55(世界初演)
今年もファジル・サイを聴きに行ってきました。
本当は彼が作曲した交響曲 第1番 「イスタンブール交響曲」も聴きに行きたかったのですが、スケジュールが詰まっていて行けませんでした。
前半のモーツァルト2曲は奴のソロ演奏…
第11番は前回も聴きましたが、今回は割と普通の演奏でした(笑)
トルコ行進曲も、それほどジャズっぽくなかったし… 当たり前か!
第14番は今回が初めて、譜めくり付きでした…
それくらい暗譜しろよ~と言いたいですね!
昨日はNHK BSの収録があって、場内には「携帯電話等の音を鳴らさないようにご注意下さい」という張り紙がありました。
まぁ、それは収録がなくても当然の事なんですけど…
奴にも「唸らないで下さい」と頼んでおけば良かったのに(笑)
モーツァルトは最初から最後まで唸りながら演奏していました。
それが曲と合っていない(笑)
色々書いていますが、基本的にはファジル・サイの演奏が好きなんでしょうね~
来日するとなるべく聴くようにしていますから。
後半はサクソフォンとのデュオ・リサイタルです。
須川さんの演奏は3日前にも宇都宮で聴いたのですが…
こんな事を書くと怒られるかも知れませんが、本気度が違っていましたね。
宇都宮での演奏は、誰でもが知っている「展覧会の絵」を編曲したもので、サクソフォンとしては無理やり感があったのでしょう。
スカラムーシュ…面白かったですね~
管弦楽の部分をサイのピアノが担当したわけですけど、二人でバトルをしているみたにシンクロしていました。
最後は世界初演の組曲。
全部で6楽章構成でした。
何となく東洋風の曲想やアラブ風の曲想や様々な世界の音が組み合わさったような曲でした。
奴が得意な内部奏法もあったし、サクソフォンでもスラップタンギングがあったり聴きごたえがありました。
3楽章終了時にブラボーの声が(笑)
確かに、それらしい終わり方ではありましたが…
終楽章はサクソフォンのスラップタンギングで静かに終曲を迎えました。
この曲はまた聴いてみたいですよ!
今日は大阪のいずみホールで同じリサイタルがあるので、これから… 残念ですが行けません。
アンコールは
一旦ブラボーの声が上がったファジル・サイの組曲から第3楽章。
ファジル・サイ:バラード 第2番 クムル
の2曲でした。
日付は忘れましたが、12月にNHK BSで放送されるそうなので興味がある方は是非ご覧ください。