
第94回 栃木県交響楽団 定期演奏会
プログラムは
指揮者:末廣誠
ヴァイオリン:吉田恭子
スメタナ:交響詩「我が祖国」から「モルダウ」
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op64
チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 op64
「モルダウ」はいつになったら「ヴルタヴァ」に統一されるんでしょうね〜
学校では 「ヴルタヴァ」と教えているようですし…
でも「ヴルタヴァ」は言いにくいですね(笑)
今日の3曲は好きな曲の部類に入ります。
モルダウはあのウネリが上手く表現されていました。
ちょっとオーボエが不安定だった事は良しとしましょう。
今日はメンデルスゾーンの誕生日です。
だからメンコンだったのか… 聞くの忘れました。
個人的には残念な演奏でした。
何が残念って演奏がどうのこうの以前の事でした。
今日のソリストは初めてだったのですが、最初から最後まで無表情で淡々と演奏していました。
普段からこのような演奏をされるのかは分かりませんが…
以前にも書いたかも知れませんが情報伝達比率は行動や態度55%、声38%、ことば7%だと言われています。
無理矢理に声とことばを足しても耳から入って来る情報は45%でしかありません。
CDを聴く時にユッタリとした環境で目を閉じて聴くとより良い音がすると感じた事はありませんか?
私は良く感じます。
良い音楽を聴くためが目的なら、そのような環境で定評の有るCDを聴いていれば良いんです。
でも私が演奏会に行くのはそれだけでは物足りないからです。
特にソリストが演奏する場合は、表情、身体の動きなどでソリストがその曲にどのくらいの思い入れがあるのか、どのように努力して今日の演奏があるのかを残り55%の行動や態度で補いたいのです。
をれを今日みたいに無表情で終始自分が弾いている楽器を見つめながら演奏されると、凄く味気ない音になってしまいます。
目を閉じて聴きましたが音そのものは綺麗でテクニックもあり良い演奏だったのかも知れません。
でも上記の理由で感動を得るまでには至りませんでした。
最後のチャイ5ですが、基本的には良い演奏でした。
かなり前の席で聴いていましたが、良く音が通っていました。音圧も感じました。
昨日の日フィルのチャイ5も同様でしたが、金管が吠えました。
このゾクゾク感… この曲は何回聴いても良いですね〜
ただ、ちょっとトロンボーンが弱いのかな…
アマチュアオケにも色々あると思います。
オケ全体でなくても個人個人のメンバーもそうですが、アマチュアだからこの程度演奏出来れば満足と思うものと、アマチュアだろうと何だろうともっと音楽を追求して行くんだという姿勢が感じられるもの…
これって、ちょっとしたミスをした時に分かるんですよね〜
前者は、まぁアマチュアだから仕方が無いという表情をする人
後者は、本当に悔しがる人です。客席から見ていると一目瞭然です。
これは演奏会に結果を出すという以外に、練習等を通じたプロセスが違うんだと思います。
栃木県交響楽団については、全体的に後者に属すると思います。
だからここ数年、聴き続けています。
前者に属するアマチュアオケで例え素晴らしい演奏をしたとしても、次に聴きたいとは思わないと思います。
プロは結果が求められますが、アマチュアは結果が伴えば素晴らしい事ですがそのプロセスが垣間見えるオケが好きです。
栃響の次回定期演奏会は6/9(日)また聴きに行きたいと思います。
今日の演奏会では、市内、群馬県、東京から私を含めて4人の友人が集まりました。
演奏会終演後は、宇都宮が初めての方もいたので「餃子パーティー」で盛り上がりました。
1次会が文化会館そばの「正嗣」、二次会が宇都宮駅東口の「みんみん」
そして3次会は栃響のメンバーの方も交えて、前回好評だった「青源」でした。
お腹一杯…
と思って帰宅したら。
家にスイーツの恵方巻がありました。
デザートでもちゃんと南南東を向いて食べました(笑)