
第648回 日フィル東京定期演奏会
実際に聴きに行ったのは3/15日です。
プログラムは
指揮者:ピエタリ・インキネン(首席客演指揮者)
コンマス:扇谷さん
シベリウス:交響曲 第1番 ホ短調 op.39
シベリウス:交響曲 第2番 変ホ長調 op.82
3月から4月にかけてシベリウス・チクルスです。
今日はその1回目
13日にリハーサルとインキネン氏の記者会見に立ち会うという機会がありました。
やはり、リハーサルの時の方がインキネンも楽団員も緊張感がありピリピリしていましたね〜
今日のステージ上は厳しいリハーサル及びGPを通しての自信でしょうか、皆さんリラックスしていました。
実は、数名の楽団員さんがインフルエンザに罹っていて(火曜日の時点で5名)プログラムにはチェロの菊地さんの名前があるもののステージ上には乗っていませんでした。
彼以外にも数名見慣れない方が乗っていました。
そんな中、第1番ですがリハーサルで聴いたのもこの曲…
さらに磨きがかかっていました。
良い響きの上に、リハーサルでインキネンが求めていた強弱、さらにシベリウスらしいテンポの変化…
インキネンらしいというかシベリウスらしい演奏でした。
第5番は暗譜で指揮していました。
第5番もゴテゴテせずに良く整理された演奏でした。
木管の音が心地よかった…
創立指揮者のあけさんがフィンランドとのハーフと言う事もあり、日フィルはシベリウスを何度となく演奏してきています。
あけさんだけで、2回のチクルスがありました。
その他、客員首席指揮者 ネーメ・ヤルヴィと12年前にもチクルスがあります。
ステージ上の楽団員の中で当時の演奏を経験した人はそれほどいません。
しかし、人が変わってもオケにDNAというものがあるのでしょうか…
それともインキネンの成せるものなのでしょうか。素晴らしい演奏でした。
今後の2回も楽しみです。
終演後は、サントリーホールの目の前に有るお茶漬け屋さんで友人達と軽く食事をして帰りました。