
昨日の続き… ポゴレリッチについて
昨日は急遽ポゴレリッチを聴きに行った訳ですが、果たしてそんなに好きなピアニストなのでしょうか…
今までは急に出張が入り、たまたまその日に演奏会があって当日券を買ったりして聴いてくるという事はありました。
でも、殆どは事前に予定して聴きに行くのが普通です。
昨日みたいに当日急に東京まで聴きに行くというのは始めてかも。
考えてみると私の中ではポゴレリッチって好きとか嫌いとか以前のピアニストのような気がします。
だけど、聴きに行きたいピアニストであることは確かです。
ピアノも含めてクラシック音楽を好きになる過程は沢山あると思うんです。
学生の頃に吹奏楽やオーケストラをやられていた人や、個人で楽器を練習していた人…
私みたいに他の音楽の影響で聴くようになった人もいるかも知れません。
だから私には専門知識はありません。
演奏会に行って良かったどうかの判断は楽しかったか、そうでないかだけです。
だから楽しくなかった演奏会なんてないから、みんな良い演奏会になってしまいますけど(笑)
専門知識を持っている人は、例えば「この演奏はモーツァルトっぽくて良い」とか「スコア通りに演奏されて良い」とか思うかもしれませんが、音楽史も細かい所までは知らなかったり、スコアなどを基本的には見ない人にとっては良く分からないんですよね〜
ただし、色々な音源を聴いて来て例えばピアノで言えばショパンはルービンシュタイン、モーツァルトはピリスとか自分の中で基本となるピアニストが出来て来たりします。
それを基準にして、様々なピアニストの演奏を聴いてこんな演奏をするんだなどと感心したり驚いたりして楽しんでいます。
ポゴレリッチは楽譜通りに演奏しない人なので、嫌いな人は多いかもしれません。
特に前述したように専門的な知識を持っている人とか…
私にとっては、今日はどんな演奏を聴かせてくれるのかと楽しみなんですけど。
だから嫌いではないと思います。かと言って特に好きではないし…
だけど聴きには行きたいという不思議な人です。
今回の来日はLFJ金沢から始まって東京で2回、六ヶ所村、名古屋で各1回のリサイタルです。
13日、だれか名古屋の出張を作ってくれたらまた聴けるのにな〜
同じプログラムだけど、昨日とは違った演奏になるに違いないし。
本当は丸の内で行われたLFJにも参加意思はあったようですが、一昨年の事があったので主催者側が拒否したという話も聞いていますが…
まぁ、噂なので本当の事はわかりませんが。
LFJって60分とか90分の時間枠を決めて1日で沢山の演奏を色々な会場から選んで聴けるようになっています。
一昨年のポゴレリッチは60分枠で、ショパンのPコン2番を演奏しました。(オケはシンフォニア・ヴァルソヴィア)
オケだけでエルスネルの演奏もありましたが…
でも、ポゴレリッチがPコン2番の2楽章全てをアンコールで演奏したものだから90分を超える演奏になってしまい、その後のホールスケジュールが滅茶苦茶に…
私は次も同じホールでしたので直接の影響は受けませんでしたし、その後も少し空き時間があったので何とか全ての演奏を聴けました。
でも、他のプログラムを聴けなくなった人もかなり居たんでしょうね〜