
宮田大withいちむじん
栃木県総合文化センターで行われた「宮田大チェロリサイタルwithいちむじん」に行って来ました。
前回も書いたと思うんですけど、やはり18:30開演は早すぎる〜
今日もギリギリでした。
宮田大は宇都宮出身のチェリストで割と地元で演奏会を開催してくれます。
来月は東フィルと3.11オマージュと題した演奏会でチャイコのロココをやります。
もちろんチケットは購入済み…
いちむじんは昨日まで知らなかったんですけど、色々調べてクラシックギターのデュオであることが分かりました。
高知県出身で、NHK大河ドラマ「竜馬伝」紀行のテーマも演奏していたようです。
高知弁で「一生懸命」という意味だそうです。
チェロとギターの組み合わせって初めてで、どうなるんだろうと思っていましたが…
これが、結構合ってとても良かったです。
「宮田大」と「いちむじん」がどうして出会ったかと言うと…
「いちむじん」が銀座で「宮田大」をナンパしたらしいです(笑)
曲間のトークもそれぞれの方の人柄が良く出ていて、休憩時間なしの約2時間弱でしたけどとても楽しかったです。
演奏曲は直前に楽屋で決めた曲もあるとかで自信がないんですけど…
最初の曲は「宮田大withいちむじん」でピアソラの「アヴェ・マリア」
2曲目からは「いちむじん」
Paulo Bellinati:Jongo ?
ショパン:ワルツ 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
R=コルサコフ:交響組曲「シェラザード」より第3楽章 若い王子と若い王女
ファリャ:歌劇「はかなき人生」より スペイン舞曲第1番
ショパンのワルツをギターのデュオで聴くとは思いませんでした。
完全ではありませんが、左手担当と右手担当で分担して演奏していました。
ギターのショパンも結構良かったですよ…
今度は「宮田大」のソロに変わって
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調BWV1007より プレリュード
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番ハ長調BWV1009より クーラント ?
サン=サーンス:白鳥
黛敏郎:無伴奏チェロのための「BUNRAKU」
「BUNRAKU」は日本の古い楽器や義太夫などをチェロで表現した超絶技法の曲…
一度、生演奏を聴いてみたかったのが実現しました。
指の皮がむけるほどの熱演でした。
ここで、「いちむじん」と交代
NHK大河ドラマ竜馬伝 紀行
松居孝行:夜更来変奏曲
松居孝行:紫陽花
松居孝行氏は高知県立岡豊校の教師… いちむじんの恩師という事です。
夜更来変奏曲は「よさこい節」の変奏曲で、二人が出会うきっかけになった曲だそうです。
紫陽花はとても綺麗なメロディーでした。
ここで「宮田大」が加わり
宇高靖人:Rosso Rosa
バルトーク:ルーマニア民族舞曲
ピアソラ:リベルタンゴ
宇高靖人は「いちむじん」のメンバーの一人で、この曲は高知県にある同名のクラブの「はちきん」ママさんをイメージした曲だとか…
本当は、今日の目玉はバルトークだったらしいです(笑)
アンコールは
松居孝行:DESIRE
きっと、最初は2時間弱もかからないと思っていたのでしょう…
休憩なしですから…
でも会場の熱気にトークが長くなったり、予定にない曲(例えば白鳥)を演奏したりして伸びたのだと思います。
若い人からお年寄りまで聴きにきていて、アットホームな良い演奏会でした。
今回で2回目だそうですが、今後も続けて欲しいです。