
第72回 日フィルさいたま定期演奏会
プログラムは
指揮者:西本智実
ヴァイオリン:三浦文彰
コンマス:扇谷さん
メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」序曲 作品21
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14
昨日同じプログラムがサントリーホールで開催されています。
明日は横浜定期演奏会でやはり同じプログラム…。
3日連続の真ん中の日を聴きに行った事になります。
三浦君のメンコン… 良かったです。
綺麗な音色で鳥肌がたちました。
ちょっと弱い気がしたけど、これはホールのせいでしょう…
アンコールは昨日が「アンリ・ビュータン:ヤンキー・ドゥードゥル」だった事を聴きに行った人に聞いていたので、きょうも同じかと思っていました。
この曲は簡単に言うと「アルプス一万尺」です(笑)
今日は違って
パガニーニ:ネル・コル・ピウの主題による変奏曲からの抜粋
アルプス一万尺も聴きたかったけど、この曲の方が嬉しかった。
ここで休憩…
休憩中にある事を知りました。
公式サイトでも公式ツイートでも何も言っていないので(今後も言わないと思いますが…)詳しくは書きませんが、17:23に某楽団員さんが亡くなったという訃報でした。
時間的に考えて、今日乗り番の団員さん達は本番直前に知らされていたのか、休憩時間に知らされたのかは分かりませんが、少なくとも休憩時間には知らされたはずです。
曲は幻想交響曲。
この曲の5楽章に舞台左手奥の鐘が鳴らされます。
弔いの鐘です。
演奏開始から皆さんは何も無かったように演奏をされていましたが、この鐘の音をどういう気持ちで聴いているのかと思うと、思わず涙ぐんでしまいました。
最近、良く涙ぐみますが…
演奏そのものは、オーボエが良く鳴っていたし…
首を切り落とされる部分のピチカートも雰囲気出ていたし…
何より弔いの鐘が悲しげに鳴り響き…
西本さんの盛り上げ方も上手く大変満足出来るものでした。
オケのアンコールは
オッフェンバック:オペラ『ホフマン物語』から「ホフマンの舟歌」
アンコール後、ホールから出る人波に逆らって頑張ってステージ近くまで行きました。
訃報の件でお声をかけたい団員さんがいたからです。
いつもと同じように今日は暑いですね〜などと普段と変わりないような話もしましたが、やはり悲しそうなというか辛そうな様子でした。
数日間まだ演奏会が続くので、元気を出して頑張ってもらいたいものです。