
ファジル・サイ ピアノ・リサイタル
昨日も書きましたが(あれっ、書いたのは違う方のblogだ)
最近Facebookからblog記事にリンクを張る事が多く、今までのblogは他のツールと組み合わせて使用している関係上ちょっと問題があるために、違うサブドメインを作って今までのものを移行しました。
ただし、まだCSS等のカスタマイズを行っていないので、表が上手く表示されなかったり、記事の文字が異様に大きかったり中途半端な状態です。
でも、複数のblogを平行で運用するのは辛いので今日から新しいblog1本に絞る事にしましt。
週末にはCSS等のカスタマイズも行う予定なので、暫くは読みにくいと思いますがご容赦下さい。
今日は、打ち合わせ終了後急いで国立新美術館で開催されている「大エルミタージュ美術館展」を鑑賞し、杉並公会堂でのファジル・サイ ピアノ・リサイタルに行って来ました。
なぜ美術館展に行ったかって?
大エルミタージュ美術館展は後10日くらいで終わってしまうし、今日のメイン・プログラムが「展覧会の絵」だったからです(笑)
まずは小ホールには数回行った事があるものの、初めての杉並公会堂の大ホール。
暗めなので分かりにくいですが、席は前から11列目のセンターブロックやや左側…
ピアニストの手の動き、指の動きがよく見える場所でした。
前の席との間隔も若干広く楽な姿勢で聴けます。
音もそれほど響かずにピアノのリサイタルに向いたホールだという印象を受けました。
プログラムは
モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331 「トルコ行進曲付き」
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトリューシュカ」より(ファジル・サイ編曲)
ムソルグスキー:展覧会の絵
まずはファジル・サイの登場ですが 、やる気がなさそうに歩いて来るのはいつもと同じです。
演奏中の空いた手を上に突き上げたり、前に突き出したりするパフォーマンスも健在…
鼻歌まじりの演奏も変わりがありません。
最後のは変わってくれると嬉んですけど(笑)
全体的に言える事は自由奔放な演奏でした。
モーツァルトは、躍動感の有る楽しい演奏。
トルコ行進曲は足も使っていました。
ペダルを踏むためではなく、床を鳴らすために(笑)
お祭りみたいなトルコ行進曲でした。
ペトリューシュカはルービンシュタインか誰かの依頼でピアノ版も作成されていたと思いますが。確か4手は2台ピアノ用だった記憶があります。
それをファジル・サイはさらに複雑にし2手での演奏です。
手が2本以上あるのではという程の演奏でした。
でも、ちょっとジャズぽかったかも…
休憩後の「展覧会の絵」
何と表現したら良いのでしょう。
迫力のある凄い演奏でした。(もちろん繊細な部分もありましたが)
これだけの演奏を聴くと、多少のミスタッチや楽譜の無視なんか関係ないですね(笑)
いやー、感動しました。
直前に鑑賞した「大エルミタージュ美術館展」が霞んでしまうほどです。
奴の事だから何かやるだろうとは思っていましたが、Black Earthでも用いていたピアノの弦を押さえながらの演奏を1カ所取り入れていました。
曲の解釈も、「えっ、そこフォルテで弾くの?」などという箇所もありました。
でもこの演奏を生で聴いたら、暫くは普通の展覧会の絵は聴けないかも…
アンコールは4曲
ファジル・サイ:Black Earth
ファジル・サイ:BODRUN
ファジル・サイ:SES
ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作
まさかBlack Earthが聴けるとは思いませんでした。(生演奏を聴くのは2回目です)
サインは立ったままでした。
椅子とテーブルがあるのに…