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音楽

川崎翔子 ピアノ・リサイタル

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実際に聴きに行ったのは10/15日です。

場所は初めての「ティアラこうとう」
嫁の実家の近くですが今までは行ったことがありませんでした。

実際の名前は「江東公会堂」で、もしかしたら嫁が成人式をやった場所かもと言っていましたが定かではありません。

プログラムは

モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第21番 ヘ長調 作品53 「ヴァルトシュタイン」
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第30番 ホ長調 作品109
リスト:ピアノソナタ ロ短調

川崎さんが今弾きたい曲を並べたらこうなったそうで、非常にヘビーなプログラムです。
ヘビーなので使用するピアノもベヒシュタインでした(笑)

川崎さんには5年前、まだ東京藝大の博士課程3年の時に上のシュトライヒャーのピアノでベートーヴェンのソナタ 第3番やショパンのプレリュードを何曲か聴かせて頂きました。

ベートーヴェンを演奏している川崎さん。

この時にとても繊細な演奏で印象に残り、また聴く機会を探していましたが留学されたのを知りそのままになっていました。
現在もミュンヘン国立音楽演劇大大学院の国家演奏家資格ソリスト課程と現代音楽科に在籍中だそうです。
東京でのリサイタルは4年振りとか…

当初10/15日はNHKの公開録画に行く予定でしたが、抽選に外れ…
何か聴きに行く演奏会等を探していたところ、このリサイタルを見つけました。
5年前に聴きたい演奏が聴けて、NHKは外れて良かったのかも(笑)

「ティアラこうとう」の小ホールは120名くらい収容できるそうですがほぼ満席。

ヘビーな曲だけに全体的にパワフルな演奏…
う~ん、パワフルとはちょっと違いますね…ダイナミックな演奏でした。

その中で5年前に感じた繊細さが随所に感じられて、運よくこのリサイタルを見つけて聴きに来れて良かったと思います。

中でも印象的だったのは幻想曲とヴァルトシュタイン。

幻想曲では冒頭の分散和音…アンダンテというより若干遅めに、フェルマータ休止も長めに重々しく始まり、後半のニ長調部分への期待が高まり…
実際にニ長調の明るさが際立ってとても感動しました。

ヴァルトシュタインでは小気味良いリズムに身をゆだねながら聴き入りました。
壮大なかつ力強くて豊かな演奏に良い気分で聴けました。
第3楽章の「ソシレソシラファ#」で始まる部分はゾクゾクしました。

月曜日もゾクゾクきたので風邪ですかね(笑)

また機会があったら聴きに行きたいですが、基本的にはヨーロッパでの活動なんでしょうね~