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音楽

須藤梨菜 ピアノ・リサイタル

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このサイトは2018年11月1日以降は新しいURLに移行しています。
それ以降の更新はありません。
新サイトでの同一記事はこちらです。

実際に聴きに行ったのは8/10日です。

平日の昼間なので油断しました。
この日は午前中は普段通りに仕事をして午後は自主的に夏休みにしたのですが…
世の中は普通に夏休みなんですね~(笑)

開場の14:00少し前には着いたのですが結構並んでいました。

総文サブホールのお気に入りの席は下手側の通路に面した席で前から5~7列目なんですが…
通路に面した席は2列目しか空いていません。
近すぎると思いましたが仕方がありません。
まぁ、通路に面した席が空いていただけでも良いのかも知れません。
3階のギャラリーまで超満員でした。

プログラムはオールショパンで

ボレロ ハ長調 op.19
スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 op.39
ポロネーズ 第7番 変イ長調 「幻想」 op.61
ノクターン 第3番 ロ長調 op.9-3
幻想曲 ヘ短調 op.49
舟歌 嬰ヘ長調 op.60
ソナタ 第3番 ロ短調 op.58

今回のリサイタルは今年10月に行われる第17回 ショパン国際ピアノ・コンクール第1次予選を前にしてAll ショパンのプログラムです。

コンクールには、今年の4月に行われた事前審査を経て84人が10月の第1次予選に進んでいます。
日本人は梨菜さんをはじめとして事前審査を通過した11名と事前審査免除の中桐望さんの計12名です。

事前審査の時も夜中にパソコンの前でライブ映像を見ながら応援していましたが、10月も睡眠時間が少なくなりそうですね(笑)

今回のコンクールは小林愛実さんとか中桐望さんさんが注目されているみたいですけど…
事前審査や今回のリサイタルを聴いた限りでは梨菜さんも充実した演奏だったので頑張って欲しいですね。

まぁ、コンクールは普段の演奏とは違いますから、結果に関係なくこれからも応援しますけど!
そろそろダイナミックなチャイコンを聴きたいな~(笑)

リサイタルの内容に戻りますが…

特にスケルツォは弱音部が自然で凄くきれいでした。

事前審査を通過した今だから書けるけど…
4月もライブ映像を見ていてこのスケルツォでほっとしました。

事前審査の日はノクターン op.9-3から始まって、エチュード op.10-8、op.25-5と続き…
ここまでは良い演奏をしていたのですが、次のop.25-11とマズルカ op.33-4で少し「あれっ」と思う部分がありました。

その不安を吹き飛ばしてくれたのがスケルツォ op.39でした。
これを聴いて大丈夫、通過したと思いましたから。

江口文子門下なので「木枯らし」よりは「黒鍵」かと思っていたのに「木枯らし」は意外でした。

他の曲で印象深かった曲は、あまり聴く機会のないボレロ、大好きな舟歌、ソナタ 第3楽章です。

アンコールは

ワルツ 第4番 ヘ長調 op.34-3 「猫のワルツ」
ポロネーズ  第6番 変イ長調 op.53 「英雄」

の2曲でした。

2列目と近かったので、アンコール曲を演奏しようかな~という悪戯っ子みたいな表情も面白かったです!

ポロネーズを3曲聴いた気がしますが、ボレロの中にop.40-1の「軍隊」を思わせるパッセージが含まれていたので、そう感じるんでしょうね~
何となく得をした気分です(笑)

次回は12/3日のピアノトリオです。

これは昨年も同じメンバーで聴きました。