
ムジカ・ヴィッツ サマーコンサート2014
実際に聴きに行ったのは、7/30日です。
ギリギリまで聴きに行けるか分からなかったのですが、何とか聴きに行けました。
メンバーとプログラムは以下の通りです(敬称略)
Vn.増尾朗子、ヨハナン・ケンドラー、Va.吉田篤、Vc.羽川真介、Cb.田邊朋美、Cl.勝山大輔、Fg.山田知史、Hr.福川伸陽、Pf.萩野陽子
Vn.のヨハナン・ケンドラーとCl.の勝山大輔は協賛出演でした。
本来のCl.は八段さんですが、女児を出産されたばかりなので暫くはお休みです。
来年は無理でも、再来年くらいには八段さんのCl.も聴きたいですね。
リヒャルト・シュトラウス:アンダンテ ~ホルンとピアノの為の 遺作(Hr.、Pf.)
ロベルト・シューマン:おとぎ話 ~クラリネット、ヴィオラとピアノの為の 作品132(Cl、Va.、Pf)
ジャン・フランセ:ファゴットと弦楽のためのディヴェルティスマン(Fg.、Vn.ヨハナン・ケンドラー、増尾朗子、Va.、Vc.、Cb.)
ヨハナン・ケンドラー:ピアノ三重奏曲 「ニーナ」(Vn.ヨハナン・ケンドラー、Vc.、Pf.)
フェルディナンド・リース:八重奏曲 変イ長調 作品128(Vn.増尾朗子、Va.、Vc.、Cb.、Cl.、Fg、Hr.、Pf.)
今年はR.シュトラウスの生誕150年なので、この曲を演奏するのは5回目くらいだといっていました。
また、銀婚式のお祝いに作った曲のようで、ハ長調で始まり何回かの転調をして最後にハ長調で終わる…
25年間、色々あって無事に銀婚式を迎えた夫婦のようだと福川さんが話していました。
シューマンは、4つの曲からなる曲で第3曲以外はLebhaft(生き生きと)という発想記号が付けられた曲で、活気が感じられる曲でした。
フランセはファゴットを中心とした曲で、これも楽しい曲で最後のファゴットの終わり方が何とも言えないユーモアがありました。
ヨハナン・ケンドラーは作曲者自らが演奏に参加しましたが、演奏する時は自分の曲ではなく他の人が作った曲を演奏する感じで取り組んでいるそうです。
曲の感じは、何といって良いか… 宇宙的でした。特殊奏法があったりと不思議な曲でした。
最後のリースは、八重奏曲ですがピアノがメインみたいな曲でジェットコースターに乗っているような感じでした。
毎年、ムジカ・ヴィッツでは聴いた事のない様な曲が聴けて、これも楽しみの一つです。
そういえば、ムジカ・ヴィッツは今年が結成15周年だそうで、毎年1回のコンサートのために皆が集まって合わせを行うと、ムジカ・ヴィッツってこういう音を出すんだっけな~と思い出すとか…
皆で集まって演奏するのが楽しいし、今後も長く続けて行きたいとの事です。
アンコールは全員でラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ(ムジカ・ヴィッツ版)でした。
ヨハナン・ケンドラーがムジカ・ヴィッツ用に編曲したもので、Hr.、Fg.、Cl.が順番にメロディを歌ったりとても心に残る曲でした。
これを聴いていて、また1年経たないとムジカ・ヴィッツを聴けないんだと思い涙したりして(笑)
終演後は、今回チケットの取り置きをお願いした福川さんと…
昨年はこのサマーコンサートのすぐ後にヤマハホールで三浦友理枝さんとのデュオ・リサイタルがあり、その時以来なので約1年ぶりに沢山お話が出来ました。
後1日、室内楽をやったら2週間の夏休みだそうです。
1名増えたご家族と楽しい時間が過ごせたら良いですね~
昨年と比べて、少しふくよかになりましたねと聞いたら笑っていました。
何かのぶさんの名前が「裸火厳禁」みたいになってしまっています(笑)
昨年、一昨年とこのサマーコンサートは夕立に降られた記憶がありますが、昨日は良い天気でした。
また、来年も聴きに行けたら良いな~