
第23回 東京ベートーヴェンカルテット 定期演奏会
前にも書いたと思いますが、ここのところ毎週水曜日と金曜日に東京出張しています。
たまには火曜日になる事もありますが…
基本的には、何も予定が入っていない時はそのまま帰ってきますが、まれにその日に演奏会に行く事を決めて聴いてくる事もあります。
出張先での打ち合わせが終わってネットで行ける演奏会を探したり…
以前は友人から「チケットあるけど、これから行く?」などと電話が掛かって来たりする事もありました。
今日も水曜日なので東京出張…
今日の演奏会はこんなツイートから始まりました。
「今日は19:00から東京文化会館小ホールでクァルテット本番。気合い入れていきます!」
これは以前からフォローさせて頂いている日フィル:1st Vnの田村さんのツイートでした。
田村さんとは先日、サントリーホールでの夏休みコンサート・ウェルカムイベント時にご挨拶をして、目の前で演奏を聴かせて頂き「良いな〜」と思っていました。
打ち合わせが終わって、出張先を出られたのが18:00…
当日券があるか分からないけど、上野で近いからちょっと寄って見ようか…
チケットもなく、他の演奏者も知らず、さらに演奏する曲目も知らないでホールに行ったのは初めてでした(笑)
幸いな事に当日券が購入出来て、いざホールへ…
東京ベートーヴェンカルテットは、1971年にVcの奈切敏雄さん(当時は日フィル:私にとっては懐かしい方です)を中心に「奈切弦楽四重奏団」として結成され、1989年に現在の名称に改めて活動をされているグループです。
現在のメンバーは
山中 光さん(1st Vn)、田村昭博さん(2nd Vn)、中川裕美子さん(Va)、奈切敏雄さん(Vc)の4名。
日フィル関係の方が多いからか、活動の中心は荻窪みたいです。
荻窪での定期演奏会は365回も行っているようです。
プログラムは
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第5番 ヘ長調 K.158
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲 第6番 ト長調 op.101
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第12番 変ホ長調 op.127
アンコールとしてモーツァルトの弦楽四重奏曲 第15番 2楽章
実を言うと、弦楽四重奏曲を生で聴く機会ってあまりありません。
特に嫌いという訳ではないんですけど…
年に100回とか200回とか演奏会に行ける訳ではないので、どちらかと言うとオーケストラを優先してしまいます。
今日演奏された曲のうち生で聴いた事があるのは、モーツァルトの2曲だけ、さらにショスタコーヴィチは初めて聴く曲でした。
でも生で聴く演奏って良いですね〜
オーケストラほどの音圧はありませんが、演奏している息づかいが聴こえてきそうです。
初体験のショスタコーヴィチも様々な表情を持った曲で、聴いていて楽しかったです。
ベートーヴェンの偉大さも再確認出来ました。
でも、ベートーヴェンのあの箇所でのフライング拍手はあり得ないと思うんですけど…
それに、寝息をたてている人もいたし。
4名の奏者の真剣な演奏中に、聴く方もそれなりもマナーは必要ですよね〜
それも、こういった曲こそ余計に必要だと思います。
終演後、田村さんと少しお話をしました。
サントリーでご挨拶をした事を覚えていてくれて嬉しかった…
あっ、プログラムのサインは田村さんです。
Twitterで出演者の方が今回のようにご案内をして頂けると、ちょうどタイミングが合えば聴きに行けるので良いですね…
ご案内頂いても、その日は宇都宮にいたり用事があったり、他の演奏会と重なっている場合は残念なことに行けないんですけど…
今日はラッキーな出張でした。
上野では、年に1回でしょうか?
次回は2012年8月にあるみたいなので、タイミングが合えばまた聴きに行きたいです。