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音楽

清水和音ラフマニノフピアノ協奏曲 全曲 演奏会

音楽

と言う事で、待ちに待った清水和音氏のデビュー30周年記念公演に行って来ました。

プログラムは

指揮者:高関健
オケ:東響

ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調 Op.1
ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
(休憩)
ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 Op.40
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
(休憩)
ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30

チケットは完売で、実際の入りも若干空きがあるものの、99.5%といった感じでした。
サントリーホールの入り口には、「チケットありませんか」という大きな紙を持っている人もいました。

高関氏と清水氏のコンビは過去にも多く好演奏が残されていて、ちょっと前に札響で狂詩曲を除くプログラムを行ったばかりなので、期待出来ます。

演奏順は3番と4番で逆転していますが、演奏時間の問題や清水氏が3番に強い拘りを持っているので、こうなったのだと思います。
(3番を弾きたくてピアニストになったと清水氏ご本人も公言していますし…)

この中で、初めて聴く生演奏は第4番…
1番も演奏機会が少ない曲ですけど、4番はそれ以上に少ない曲。
もしかしたら東響さんも、初めてかも?

清水氏のせいなのか、ピアノの状態のせいなのか、気候のせいなのか、聴いた席のせいなのか…
今日は、ピアノが良く鳴っていました… 逆だと思ったでしょ(笑)

全体的な感想は、清水氏が飛ばしすぎていたかな〜
オケを置いて行きそうな部分もあったし。
そのせいか、協奏曲でなくて交響曲みたいに聴こえたり(笑)

それだけ清水氏が好調という事なんでしょうか…

でも、もう少しじっくりと聴かせて欲しい部分もありました。
実際に今日の演奏会は休憩を2回はさんで3時間半程度だったのですが、もっとゆったりと表現をするピアニストだったら4時間コースだったかも。

清水氏の力強さに加えてオケも良かったですね〜

細かい事は言わずに、この5曲を連続で演奏するって事だけでも凄い。
それも、どの曲も清水氏の音楽性が反映されていて良かったし…
特にどれが良かったかと聴かれると、3番と4番でしょうか。

3番は2番に次いで聴く機会の多い曲ですが、3番の良さを再確認出来ました。
4番はなぜ演奏機会が少ないんでしょうね〜
良い曲なのに…想像するに、難しいからという事以外に考えられない(笑)

終演した直後は、満足感と疲れが一気にやってきました。
勿論、演奏している方々の方が疲れているんだろうけど、聴いている方も相当の体力を消耗しました。

ラフマニノフというか、タフマニノフの1日でした。

最後の3番の1楽章終了後に、数十秒演奏が止まるという事件?もありました。
1楽章終了後に、私の比較的近くに座っていた人なんですが、ハイヒールの音を立ててホールから出て行きました。(ゆっくりと)

その間は、高関氏も2楽章を始められずに待っていました。(顔は見えませんでしたが、厳しい顔をしていたと思います - 以前もアラームを鳴らした人をずっと睨んでいた事があるので)
まぁ、あたり前ですけどね。

清水氏は、しびれを切らしたのか右手を頭の上に持って行き遠くを眺めるようなポーズをしました。
これには、まわりからちょっとした笑いが…
でも、この笑いが高関氏の怒りを鎮めたのかもね〜 良いコンビです。

高関氏のツイートを引用すると…

「内心を告白すると、本番中に何度か腕を動かすことと音楽を聴くことが離れてしまうような瞬間を体験しました。決して恍惚ではなく、自分が音楽と完全に一体化して、腕に意識を通わせなくても自由に運んでいく感触でした。おそらくは指揮台にいた私が一番演奏を楽しんでいたように感じています。」

だそうです。

サントリーホールに行く前に、同じクラシック音楽が好きな高崎にお住まいの方と食事をしました。
彼とは、twitterを通じて知り合って、行く演奏会が一緒になると、お茶したり食事したりしています。

 

今日は彼が勤めている会社で製造しているラスクをお土産に頂きました。

「ガトーフェスタ・ハラダ」という会社の製品で、とても美味しかった。
都内では銀座とか新宿に店舗があるそうです。