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音楽

第81回 日フィルさいたま定期演奏会

音楽

実際に聴きに行ったのは1/10日です。

今年初の生音…

プログラムの内容も新春にちなんだもので、とても楽しい演奏会になるはずでした…
途中で大変なアクシデントがあって、それ以降は何かドキドキしながら聴いていたので、楽しめたと思うようにしていますが、「本当に?」と聞かれたらちょっと答えに窮します。

プログラムは

指揮者:池辺晋一郎
ソプラノ:小林沙羅

コンミス:江口さん

J.シュトラウスⅡ世:トリッチ・トラッチ・ポルカ
J.シュトラウスⅡ世:春の声*
J.シュトラウスⅡ世:雷鳴と電光
ヴェルディ:オペラ《椿姫》より「不思議だわ~花から花へ」*
池辺晋一郎:大河ドラマ「黄金の日々」テーマ曲
池辺晋一郎:大河ドラマ「独眼竜政宗」テーマ曲
ドヴォルジャーク:序曲《謝肉祭》
グノー:オペラ《ファウスト》より「宝石の歌」*
ドヴォルジャーク:スラブ舞曲第1番
ドヴォルジャーク:スラブ舞曲第3番
ドヴォルジャーク:スラブ舞曲第10番
ラフマニノフ:ヴォカリーズ*
J.シュトラウスⅡ世:美しく青きドナウ

*印は小林さんのソプラノ独唱付です。

まずは大変なアクシデントの事を書かないといけないのですが…

3曲目と4曲目の間で、会場内に異変が…
1階のちょうど真ん中当たりでしょうか、ザワザワして係員も集まってきました。

ステージでは4曲目の演奏を始め、小林さんの歌も始まったのですが…
そのうちに、なにやら機械音が聞こえ、段々と大きくなっていきました。

それがAEDが動作する際に発生する音だと気が付くのに、少し時間がかかりました。
正確な時間は分かりませんが、たぶん救急隊が到着するまでには5分以上かかったのではないでしょうか。

救急隊とのやりとりが聞こえてきましたが、AEDを4回試したとのこと。
その方は、心臓マッサージを受けながら救急搬送されました。

実際には知らない人ですけど、ご年配のご夫婦で聴きに来ていた方の旦那さんの方でした。

その後、演奏は再開されましたがステージ上も客席も、搬送された方が無事に回復されるのを祈りながら時間が過ぎていくような感じでした。

結局…
その方は助からなかったという事を先ほど聞いて残念でなりません。

でも、結局人間はいつかは死を迎えるので好きな音楽を聴きながら最後の時を迎えられて良かったと思ってあげるしかないですね。
そうしないと、何か居たたまれないです。

最初はマエストロの池辺さんも何事かと戸惑いを見せていましたが、結局は演奏を中断し最終的には楽団員も全て楽屋に引き上げました。
後半の数曲が乗り番のために楽屋で待機していた楽団員さんのお話だと、途中でみんなが引き上げてきたときに怖くて泣きそうになっていた方もいたとか…

演奏再開後は表面上は何事もなかったかのように演奏を続けられました。
ソリストの小林さんも素晴らしいソプラノを聴かせてくれました。

マエストロの楽しいパフォーマンスもありましたが、完全にはのめり込めなかった気がします。

プロだからと言ってしまえばそれだけですけど…
凄いと思います。

私なら、動揺して演奏できないかも知れませんね。

アンコールは、プッチーニ:オペラ「ジャンニ・ステッキ」より 私のお父さん

一応、マエストロのパフォーマンスを知りたいという方がいらっしゃいますので、書きます。

自作の大河ドラマのテーマ曲を演奏する前に1回目のトークがあり、大河ドラマのテーマ曲はドラマの顔なので、作曲する方も、演奏するほうもとても手間がかかる。だからテーマ曲というと笑わせていました。

また、プログラムの漢字に誤字があり、これだとお酒になってしまって…
それからしばらくお酒の話が続きました。

後半になって「宝石の歌」が終わった後にソリストを呼び戻し、インタビューと言う形で2回目のトークが…。

まずはソリストの沙羅という名前にふれ、最近はサラブームという話になって、スキー選手もそうだし皆さんも家にも食事の時にはテーブルに並んでいるしと話を無理やりこじつけていました。

また、声楽家は大変だという話になり、今日はドイツ語やフランス語や何語でもない「あ~あ~」(ヴォカリーズ)で歌うので凄いと褒め…
褒めてもさらっと流されてしまうと、また名前にこじつけていました。

最後にマエストロ自身もドイツ語とフランス語は得意だという話になって、よく独り言を言うし(独語)、お経も読むし(仏語)とい話をして、会場の反応が悪いと思ったのか、漢字の説明までしていました。

ちょっと、今日は何を書いているのか分からない状態ですみません。