
アルトゥール・ユッセン&ルーカス・ユッセン ピアノ・リサイタル
ユッセン兄弟のピアノ・リサイタルに行ってきました。
ルーカス(1993年生まれ)、アルトゥール(1996年生まれ)の兄弟です。
私が好きなピリスの秘蔵っ子です。
ユッセン兄弟の日本デビューのお祝いで、何とピリスが… 何と浜離宮朝日ホールに… 何と…
来ていませんでした(笑)
プログラムは
シューベルト:即興曲作品90 第2番 変ホ長調(アルトゥール)
シューベルト:即興曲作品90 第3番 変ト長調(アルトゥール)
シューベルト:即興曲作品142 第3番 変ロ長調(ルーカス)
シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D940 作品103(アルトゥール&ルーカス)
ラヴェル:プレリュード(アルトゥール)
ラヴェル:水の戯れ(アルトゥール)
ラヴェル:ソナチネ(ルーカス)
ラヴェル:マ・メール・ロワ(アルトゥール&ルーカス)
シューベルトとラヴェルの2本立てでした。
デュオが注目されていますが、ソロもそれぞれすばらしい演奏をします。
アルトゥールはまだ若い(ルーカスも十分若いですけど…)ためか、少し力に頼った演奏だったきがします。
特に水の戯れは速度も速めで力強すぎた気がします。
兄のルーカスはアルトゥールに比べると繊細さを持っていました。
これがデュオになると不思議なものでうまく融和して演奏します。
アンコールはビゼー:子供の遊びより
こま回し
お人形
舞踏会 の3曲でした。
アンコールは全てデュオでした。
舞踏会の途中で、いきなりアルトゥールが立ち上がりルーカスと位置を入れ替わるという離れ業も披露してくれました(笑)
まだまだ若い二人なので、技術的にではなく精神的な面でまだ弾きこなせない曲も多いと思いますが、これからが楽しみです。
まぁ、精神的な部分もピリスの指導の得意とする部分なので期待しましょう。
終演後に写真を撮りましたが、公開は不可という事なのでチラシを載せておきます。
左がアルトゥールで右がルーカスです。
それから、今日のプログラムにもあったマ・メール・ロワの「妖精の国」の動画がありましたので貼っておきます。