
三浦文彰ヴァイオリン・リサイタル
実際に聴きに行ったのは9/29日です。
三浦さん一家はご存知の通り音楽家一家です。
お父さんとは共演もしているし、名前をあげても良いと思いますので…現在は東フィルのコンサートマスターである三浦章宏さん。
お母さんもヴァイオリン、妹さんはピアノをやっています。
将来は家族全員でのコンサートなんて実現出来たら良いですね~
プログラムは
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第18番 ト長調 K.301
シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
ブリテン:ラクリメーダウランド歌曲の投影 op.48a
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調「クロイツエル」 op.47
ピアノ伴奏は小森谷 裕子さん
この中でシューベルトとブリテンはヴィオラでの演奏でした。
何でヴィオラかというと、現在はパヴェル・ヴェルニコフさんに師事していて先生の勧めで1年くらい前からヴィオラも練習を始めたそうです。
今日の演奏曲の中でブリテンは始めて聴きました。
彼のヴァイオリン演奏は、音色は透明感があって音程もしっかりしていて聴いていてとても心地いいのですが、一つウィークポイントをあげるとすれば線が少し細い部分があると感じる事です。
まぁ曲によっては、その線の細さが良い味を出しているんですけど…
今日心配だったのはベートーヴェン…
ピアノの激しい演奏にどこまで対応出来るのだろう?
実際に聴いてみたらそんな心配が吹っ飛ぶようなダイナミックで素晴らしい演奏でした。
ヴィオラを始めてヴァイオリンの演奏にも良い影響が出ているのではと思いました。
アンコールは
クライスラー:愛の悲しみ
チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ
終演後に少し話をしましたが、昨日は横須賀でのリサイタルがあり2日連続のリサイタルでしたがまだ20歳という若さもあり疲れを感じさせない演奏でした。
彼は技術的には安心して聴いていられる域に達していると思いますので、これからどんな曲を弾いていくのか非常に楽しみです。