
第642回 日フィル東京定期演奏会
今日は、午前中に打ち合わせ。
その後、午後の打ち合わせが夕方に延期になったのでその間に東京都美術館で開催されている「マウリッツハイス美術館展」を鑑賞…
夕方の打ち合わせ後サントリーホールに向かいました。
今日のプログラムは
指揮者:下野竜也
コンマス:扇谷さん
戸田邦雄:合奏協奏曲「シ・ファ・ド」【日本フィル・シリーズ第19作】
山本直純:和楽器と管弦楽のためのカプリチオ【日本フィル・シリーズ第10作】
黛敏郎:弦楽のためのエッセイ【日本フィル・シリーズ第9作】
松村禎三:交響曲第1番【日本フィル・シリーズ第14作】
今回は2011/2012シーズン最終回なので日フィルシリーズです。
下野さんが日フィルを振るのは初めての体験だと思います。
下野さんが颯爽と登場し、特製の2段指揮台へ…
(分かる人は分かると思いますので、詳細は書きません(笑))
合奏協奏曲「シ・ファ・ド」ですが、
ピッコロ:遠藤剛史【日本フィル団員】
バス・クラリネット:伊藤寛隆【日本フィル首席奏者】
コーラングレ:坪池泉美【日本フィル団員】
トランペット:オッタヴィアーノ・クリストーフォリ【日本フィル客演首席奏者】
ヴィブラフォン:福島喜裕【日本フィル団員】
ヴィオラ:小池拓【日本フィル首席奏者】
らがソロで登場…
曲そのものはちょっと微妙でしたが、演奏は素晴らしかったと思います。
和楽器と管弦楽のためのカプリチオ
箏:片岡リサ
三味線:野澤徹也
尺八:石垣征山
邦楽打楽器:望月太喜之丞・黒坂昇・冨田慎平
竜笛:西川浩平
ドラムス:三浦肇
ギター:尾尻雅弘
これは、凄く楽しくて弾け飛びました(笑)
ステージには、着物姿の片岡さんや和装束の奏者達。片岡さんは琴を椅子に座って演奏しました。
内容は、クラシックだったりジャズだったり黄海を思わせる大陸音楽だったり、お祭り音楽だったり…
演奏そのものが、何でもありの演奏でした。
ヴァイオリンを手で叩いたり、ドラムスのソロがあったり、歌ったり、かけ声をかけたり、おまけにホイッスルを鳴らしたり…
見ていて聴いていて、とても楽しめました。
和太鼓カデンツァは「なまはげ太鼓」でした。
残念な事に、この曲の録音は全然ないようで是非CD化して貰いたいものです。
後半に入り弦楽のためのエッセイ
非常に美しい曲でした。
みんなが勝手に演奏しているようで、それがちゃんと組合わさって曲になっています。
聴いている方は美しい曲をウットリと聴いていましたが、演奏する方は難しかったんじゃないかとおも思います、
最後の松村禎三の交響曲第1番
何か日本人が作曲した曲とは思われないような曲でした。
西洋っぽいというか…
迫力ありました。
何と行っても今日は山本直純でしょう。
そういえば、亡くなってもう10年たつんですね〜
早いものです。
日フィル・シリーズには、毎回作曲者ご本人も登場するんですけど今回の選曲は全員が故人のため登場はありません。
ホール1回の入り口に、生楽譜や作曲者自身の解説も展示されていました。
人が多すぎて読めませんでしたけど…
終演後は、フォロワーさんたちと三人で反省会…
山王パークタワーのそば屋でした。