
ランラン・ピアノリサイタル(1日目)
ランランのリサイタルに行って来ました。(サントリーホール)
1年半ぶりのランランです。(前回は一昨年11月のメータ&VPO)
全体的な感想から…
今日の席は1階1列目の中央やや右側。
ピアノの真ん前です。写真は奏者がいるつもりで撮ったものです。
だから、正面はピアノのど真ん中…
ちょうど、ランランの右側30度くらいのところ…
ランランと言えば、以前程ではないですが有名な「顔芸」 。
でも、笑う事もなく最後まで聴けました(笑)
激しいパッセージを弾いている時の目力、優しい部分のウットリとしたした表情…
ばっちりでした。
強い目力の時は前方か上方又は鍵盤を睨んで弾いています。
ウットリした時は横を向くんです…
何回、「そんな目で私を見つめないで」と思った事か(笑)
これだけ近いと演奏以外にも色々聴こえて来ます。
ペダルを踏む音…
ペダルを離した時の弦のビビリ音…
ランランの呼吸音…
以前、最前列で山下洋輔のピアノを聴いた時は頭が痛くなったけど、その時はオケも入っていたのでピアノはもっと手前…
ソロの時は、逆にサントリーホール特有の残響音もなくダイレクトにピアノを楽しめました。
「1列目でS席かよ〜 とちょっと憤慨していましたが…そんな事はありません。
KAJIMOTOさん、ごめんなさい。
さて、プログラムですが…
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 op.2-3
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57「熱情」
<休憩>
アルベニス:「イベリア」第1集
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 op.83「戦争ソナタ」
<アンコール>
ラフマニノフ:プレリュード
ショパン:黒鍵
最初のピアノ・ソナタ第3番も良かったですが、それ以降の曲が凄すぎてあまり印象に残らない程…
熱情は凄かった…
ただ、ランランが後10年くらい経ったらもっと凄い表現が出来そう。
ここで、1回目の撃沈…
後半に入って、イベリア…
これは、基本的に静かな曲… ランランに見つめられながらウットリ聴いていました(笑)
これで、2回目の撃沈…
ランランは、激しいパッセージも良いけど、弱音もそれ以上に良い…
最後は「戦争ソナタ」
もしかしたら、今日の中で最高かも知れない。
頭の中を、これでもかと言うくらいにかき回されて それはもう言葉では表されない程…
なおかつ、最前列なので直接飛び込んでくる音符が体の中を暴れ回っている…
これで、3回目の撃沈(笑)
その後は、お決まりの「カーリー」が出て来てアンコルーへ突入。
アンコール曲も良かった。
1F正面には「のだめスタッフ」と
と中国大使の花束(ピントが合っていないですが…)
最後はお決まりのサイン会です。
今日、聴きに行った人は幸せだったと思います。
13日に第2回目のリサイタルに行って来ます。
プログラムは…
バッハ、シューベルト、ショパン
次回は1階7列目です。
日曜日も聴いた上で、最後にまとめの感想を書こうと思っています。