
第633回 日フィル東京定期演奏会
新シーズンが始まりました。
プログラムのデザインも一新しました。
昨年12月以来の首席客演指揮者のピエタリ・インキネン…
本来は4月に来日する予定でしたが、本国政府からの日本への渡航自粛があって約9ヶ月ぶりの来日です。
昨年の12月に振ったのはマーラーの巨人
この時は、11月にメータ/イスラエル・フィルの巨人を聴いた直後の演奏会
メータに比べて、爽やかなマーラーだったという記憶があります。
色々批判もあったけど、何か新しい時代のマーラーみたいで私的にはOKでした。
その時のCDも本日発売でした。
巨人は今月の23日に金聖響/日フィルを長男を連れて聴きに行きます。
23日の巨人はどんな演奏になるのか楽しみ。
それまでに、もう一度インキネンの巨人が聴けるので購入してきました。
本日のプログラムは
指揮者:ピエタリ・インキネン
メゾ・ソプラノ:アンネリー・ペーボ
女声合唱:栗友会合唱団
児童合唱:杉並児童合唱団
コンミス:江口さん
マーラー:交響曲第3番 ニ短調
昨年の巨人がちょっと控えめな演奏だったので、今回はどんな聴かせ方をしてくれるのか興味がありました。
やはり、流れは同じ…
マーラーのドロドロ感はあまりなく、上品なマーラーでした。
きっと、インキネンのマーラーはみんなこのような解釈なのでしょう。
その分、オケが少し押さえられて窮屈そう…
でもこんなマーラーもありだと思います。
特に震災後だしね〜
だけど、しっかりと感動を貰ってきました。
これだとマーラー嫌いな人でも聴けるでしょう。
逆にドロドロ感を期待している人には、あまり向いていないかも…