
玉川克の室内楽コンサート vol.5
トリオ・コンサートでした。
メンバーは次の3人です(敬称略)
ヴァイオリン:小森谷巧(読響コンマス)
ピアノ:須藤梨菜
チェロ:玉川克
プログラムは
クライスラー:美しきロスマリン(Vn.、Pf.)
クライスラー:クープランのスタイルによる才たけた貴婦人(Vn.、Pf.)
クライスラー:「オペラの舞踏会」よりミッドナイトベル(Vn.、Pf.)
クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ(Vn.、Pf.)
クライスラー:ガエターノ・プニャーニの様式によるテンポ・ディ・メヌエット(Vn.、Pf.)
ショパン:ピアノとチェロのためのソナタ ト短調 op.65(Vc.、Pf.)
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 作品 8(Vn.、Vc.、Pf.)
最初の5曲は全てクライスラーで、Vn.とPf.のデュオでした。
これらは小森谷さんもCD録音しているので、その中からの選曲でしょう。
弾きなれているという感じがしました。
ショパンはCDでは聴いた事があるものの生で聴くのは初めてでした。
Pf.の音域も広くショパンらしいですね。
基本的には複雑なパッセージが多い中で、第3楽章のLargoがしみじみとした感じで良かったです。
ブラームスも良いハーモニーでした。
私は基本的にはシンフォニーかソロ・リサイタルが好きなんです。
若いときは室内楽というジャンルは聴いた事もありませんでした。
でも、ここ数年は室内楽も積極的に聴くようになりました。
年齢を重ねて、こういったゆったりと聴きこむ曲も心地よくなってきたのだと思います。
アンコールは
バッハ/グノー:アヴェ・マリア
ドヴォルジャーク:ジプシー歌曲集 作品55 より 我が母の教えたまいし歌
vol.5という事は続きもありそうなので、また聴きに行きたいと思います。