
松本花菜ヴァイオリン・リサイタル
実際に聴きに行ったのは11/26日です。
宮坂(旧姓:松本)花菜さんは現在は群響でご活躍中です。
なぜ宇都宮でのリサイタルかというと、彼女は宇都宮女子高校の出身なんです。
2011年8月13日に開催された第5回宇女高OGオーケストラ演奏会ではコンミスで乗られていました。
(OGオケは本来は3/20日の予定でしたが震災のために延期)
この時はモーツァルトのクラリネット協奏曲を演奏された岡静代さんがアンコールで循環呼吸でバッハを聴かせてくれたのが印象に残っています。
すみません、昨日のリサイタルとは関係がありませんでしたm(__)m
プログラムは
バルトーク:ルーマニア民族舞曲 BB 68
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第26番 変ホ長調 K.302(293b)
ラフマニノフ:14の歌曲 から ヴォカリーズ op.34-14
サラサーテ:スペイン舞曲集より ハバネラ op.21-2
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ピアノ伴奏は大馬葉月さん
本格的なリサイタルを行うのは初めてだと言われていましたが、堂々とした立派な演奏でした。
プログラムも、自分の好きな曲を選んだとの事ですが構成が良いですね。
最初にセーケイ・ゾルタンがピアノとヴァイオリン用に編曲したバルトークのツーマニア舞曲集を持ってきました。
非常に耳に馴染みやすい曲なので良い導入だったのではないでしょうか。
ダイナミックで力強いモーツァルト、誰でもが知っているヴォカリーズを挟んでサラサーテのハバネラ…
ハバネラは小学校高学年か中学の時に初めて弾いたそうですが、今回は当時の楽譜で練習されたとか…
楽譜への当時の書き込みを懐かしそうに話されていました。
後半は、フランクのヴァイオリン・ソナタ。
この曲はヴァイオリン・ソナタというよりもヴァイオリンとピアノの二重奏曲みたいな感じですよね。
お二人の息が合ってとても良い演奏でした。
ピアニストとの大馬さんとは長い付き合いだそうです。
大馬さんの旦那さんは某TSO(笑)のトロンボーン奏者だとか…
アンコールはアイルランド民謡のロンドンデリー・エアー?でした。
終演後にお話をしてみて驚いたのは、すごく小柄な方なんです。
ステージ上では堂々としていてので大きく見えたんでしょうね~
さらにドレスの下には高いヒールを履いているので、本当はもっと小さいとか…
これ内緒です(笑)
開演時刻も19:00と余裕をもって行けたし。
いつも書きますが、いくら事務所からホールまで徒歩10分と言っても18:30開演では厳しすぎます…
とても良いリサイタルでした。
明日(11/28日)は高崎で同じプログラムのリサイタルが予定されているそうなので、お近くの方は是非聴いて下さい。
宮坂さんは来年の3月に予定されている第6回宇女高OGオケではモーツァルトの「トルコ風」のソリストを努められるそうですので、こちらも楽しみですね。
フランクがプログラムにあったからという訳ではありませんが、イザイの無伴奏なんかも聴いてみたいです。