1. HOME
  2. ★気の向くまま
  3. 音楽
  4. 福川伸陽&三浦友理枝デュオ・リサイタル
音楽

福川伸陽&三浦友理枝デュオ・リサイタル

音楽

実際に聴きに行ったのは7/25日です。

出演者は(敬称略)

ホルン:福川伸陽
ピアノ:三浦友理枝

ゲスト:石山直城、今井仁志、勝俣泰(以上ホルン)、竹島悟史(打楽器)

プログラムは

吉松隆:スパイラル・バード組曲 op.111 第1楽章「Bird Spiral」
日本古謡:さくらさくら(編曲:山本昭一)
ふるさとの四季(源田俊一郎編)
杉山長谷夫:出船(編曲:外山雄三)
多忠亮:宵待草(編曲:外山雄三)
草川信:夕焼け小焼け(編曲:外山雄三)
外山雄三:ホルンとピアノのためのラプソディ
田中カレン:魔法にかけられた森「世界初演」
キルヒナー:三つの詩曲
ラインベルガー:ホルン・ソナタ 変ホ長調 op.178

実はヤマハホールは初めてでした。
新橋から行きましたが、何とか迷わずに到着…
場所が分かってしまえば、迷うような場所ではありませんね(笑)

今回のリサイタルは、のぶさんのセカンドアルバム「ラプソディ・ホルン弐」の収録曲を中心にした内容でした。

このCDですね。
「にっぽん」をテーマにしたアルバムです。

CDを購入した時にミニライブの参加券をもらいましたが、今回のリサイタルに来る予定だったのでパスしました。

例の宮大工が桜で作成した赤いベルのホルンと普通のホルンを持ち替えての演奏でした。
普通のホルンといっても、ベルの中が黒く何か模様が描かれていました。

基本的には福川さんと三浦さんのデュオですがN響メンバーのホルンや打楽器が加わったりと、とても盛り沢山のリサイタルでした。

特に印象に残っている曲をいくつか紹介します。

「ふるさとの四季」はピアノ+ホルン四重奏で演奏されました。
「故郷」から始まって、春夏秋冬の唱歌を10曲ほどはさみ「故郷」で終わるという曲です。
これを合唱で聴くと哀愁が漂うような曲ですが、そこはホルン四重奏…
哀愁を残しながらも力強い演奏でした。

「ホルンとピアノのためのラプソディ」は外山雄三が作曲した「管弦楽のためのラプソディ」を外山氏自身がホルンとピアノの為に編曲したものです。
実際には打楽器も入っています。
CDでは打楽器演奏も福川さんと三浦さんの二人で担当していましたが、昨日はN響打楽器奏者の友情出演が実現しました。

お二人も冒頭にちょっとだけ打楽器を演奏していました。
それより、三浦さんが叩く「きん」(漢字が出てきません)を運び入れる際に落としそうになって笑いました。

それを見ていて…

CD録音は稲城市iプラザホールだったと思いますが、本来は打楽器を車で運ぶ予定だったようですが、大雪のため鈴の音を鳴らしながら(笑)、手で運んだという話を思い出しました。

田中カレンさんの世界初演作品もありました。
カレンさんは委嘱を受けた時に、ホルンは古代の角笛、ピアノはハープのイメージで作曲されたとの事でした。

キルヒナー「三つの詩曲」が始まる時に、福川さんの演奏場所がピアノの中央に変わりました。

これは以前にメシアンの「恒星の叫び声」を演奏した時のパターンですね。
ベルから出た音がピアノの大屋根に反射してとても豊かな響きになります。
曲の内容も、何かこだまを表すようなイメージがありピッタリでした。

それを見た三浦さんが、負けるものかと(笑)おもむろに立ち上がりピアノの弦を直接弾きました。
内部奏法ですね…

一瞬、三浦さんがファジル・サイに見えました(笑)
いや、奴は椅子に座ったまま身を乗り出して内部奏法をするから違うか…

でも迫力のある曲でした。

アンコールは、のぶさん+N響メンバーで「ずいずいずっころばし」
最後は三浦さんとのデュオでラフマニノフのチェロソナタ 第3楽章で終演になりました。

2時間を超える熱演でした。

古巣の日フィルのメンバーも結構聴きに来ていました。
ヤマハホールってロビーとかがあまり広くないので、挨拶が出来たのは高山・村中ご夫婦、原川さん、オッタビアーノ氏だけでしたが、楽器を持った人もいたのでサントリーでの夏休みコンサートが終わって、そのまま来たのでしょう。

23日の差し入れは、奥さまに「とちおとめ」のお菓子にしましたが、昨日は

これです。
宇都宮カクテルだけど、「東京ソラマチ限定」です(笑)

開演前に奥さまが秋音君を抱っこしているのを見かけましたが、お忙しそうなので昨日は声をかけませんでした。

お二人の個別のサインは頂いていますが、一緒に書いてもらった事がなかったので頂いてきました。

昼休みに急いで書いたので、誤字・脱字があって読みにくいかも知れません…