1. HOME
  2. ★気の向くまま
  3. 音楽
  4. 第671回 日フィル東京定期演奏会
音楽

第671回 日フィル東京定期演奏会

音楽

このサイトは2018年11月1日以降は新しいURLに移行しています。
それ以降の更新はありません。
新サイトでの同一記事はこちらです。

実際に聴きに行ったのは6/12日です。
この日は色々と予定が入っていて、最後は赤坂での打ち合わせ…
これが17:00ごろ終わりましたが、確かサントリーは近いよな~
と思い歩いて行きました。

最初は少し迷いましたが、そのうちに昔通った事がある道に出ました。
4年前の3.11に九段下からサントリーホールまで歩いた道でした。

プログラムは敬称略で

指揮者:アレクサンドル・ラザレフ(首席指揮者)
ヴァイオリン:堀米ゆず子
コンマス:扇谷さん

ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番 ハ短調 作品65

堀米さんですが、貫録がありましたね~
豪快で迫力の演奏でした。

アンコールはJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番からラルゴでした。

さて、ショスタコーヴィチですが、痺れるような演奏でした。
先週体調を崩していた私に、某楽団員さんから「体調を治して聴きに来ないと火傷しますと」と言われていましたが、まぁ、火傷はオーバーにせよ熱のこもった熱い演奏でした。

随所で聴かれる各楽器のメロディ…
イングリッシュ・ホルン、トランペット、ファゴット、ホルン、トロンボーン、ヴァイオリンなどとても際立っていて、それとオケ全体の爆発的な演奏と良い具合にマッチしていました。

トロンボーンの功次郎さんは、急に出られなくなって残念でしたが、まぁ理由が理由なので仕方がないですね。
きっとご本人は演奏したかったんだと思います。

ホルンには、また何故か日橋さんが…

やはりショスタコーヴィチの8番は良いですね。
タコの足は8本だし(笑)

終楽章が終わった後、ラザレフは指を震わせながら静止…2~3分でしょうか場内を静寂が包みました。
ただし、1階席後方で咳き込む方がいらっしゃいました。

私の席からは斜め右下の席のあたりで、結構聞こえます。
ただ、一生懸命我慢しようと「ヒーヒー」言っているのも聴こえ可愛そうでした。

早く終われば良いのにと思っていましたが、ラザレフはお構いなく2~3分微動だにしません。

後から聞いた話では、会場の咳がおさまるまで意識的に静止していたんだうとの事。
楽団員さん数名の話によると確信を持っているようです。
その証拠に土曜日の静寂は1分くらいだったとか(笑)

終演後は「8番を振った後は早く帰ってウォッカを飲みたいんだ」と言いながら30分近くもラザレフトークの時間がありました。

同じ時代の、ムソルグスキー、R.シュトラウス、そしてショスタコーヴィチの話…
来シーズンに演奏予定のショスタコーヴィチ6、9、15番の話などをしていました。

なぜか犬のマーキングの話まで(笑)