
アリス=紗良・オット ピアノ・リサイタル
実際に聴きに行ったのは5/31日です。
プログラムは
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 op.31-2 「テンペスト」
バッハ:幻想曲とフーガ イ短調 BWV.944
バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ
リスト:愛の夢 第2番 ホ長調 S.541-2、第3番 変イ長調 S-541-3
リスト:パガニーニ大練習曲 S.141
いつもの事ですが、栃木県総合文化センターは宇都宮の中央部…栃木県庁のすぐそばなので車だと駐車場を探すのが大変だし、車を止められても終演後は車を出すのに時間がかかるので、車は使いません。
これが宇都宮市文化会館になると遠いし、広い駐車場もあるので車で行きますが…
5/31日は朝の天気予報では夕方から雨という予報でした…
だから自転車ではなくて約1時間かけて歩いて行きました。
まぁ、折りたたみの傘を持っていくのを忘れたんですけどね(笑)
結構ギリギリに到着して、着席しプログラムに挟まったチラシなどを見ていると、場内が暗くなり拍手が…
あれっ、普通は「コツコツ」という靴音が響くので奏者が出てくるのは分かるのですが…
と思ってステージ上を見たら、真っ白なドレスに裸足のアリス=紗良・オットが立っていました。
多分、裸足で演奏しているピアニストを見たのは初めてだと思います。
最初はベートーヴェン…
何かちょっと意外な選曲でした。
彼女のピアノを始めて聴いたのはCDですがリストの超絶技巧練習曲だったので、そんなイメージがあったんですね…
それからバッハ。
彼女はバッハが好きで、子供のころも鶴ではなくてインヴェンションとかシンフォニアなどでを良く弾いていたと聞いた事があります。
そして、やっと超絶技法の「バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ」
えっ、そこまでやるのと思うほどの激しい力強い演奏でした。
休憩を挟んで、後半はリストです。
愛の夢で、ロマンティックな演奏を聴かせた後にパガニーニ大練習曲です。
この日は、複数楽章があるのはテンペストだけだし、テンペストはフライング拍手するような楽章の終わり方ではないのでフライングはないだろうと思っていましたが…
甘かったようです。
大練習曲の3曲目はご存知の「ラ・カンパネラ」…
3曲目が終わると多分28人(嘘)の人が拍手していました。
来日してすぐのリサイタルなので、本人もまだ頭がくらくらするといっていましたが、6曲目になるとミスタッチも結構ありましたね~
まぁ、流れ的には全然気にならなかったのでOKですけど。
アンコールはシューマンの3つのロマンスより第2曲でした。
全部で15公演くらいあるみたいですが、体調が戻ったときにどこかもう1箇所で聴いてみたいです。
でも、6月は結構予定が入っているので、実現は難しそうですが…