
日フィル特別演奏会 上岡敏之プロジェクト
実際に聴きに行ったのは3/30日です。
入院前最後の生音です。
プログラムは
指揮者:上岡敏之
ヴァイオリン:郷古康
コンミス:江口さん
ブルッフ:ヴィオリン協奏曲 第1番 ト短調 op.26
R.シュトラウス:アルプス交響曲 op.64
郷古さんは、20歳になったばかりの今売り出し中のヴァイオリニスト…
楽器は1682年製のストラディヴァリ…
凄く柔らかい音だったと思います。
思いますというのは、チケット購入時に出遅れ1階席の最後列か2階席の前方又は3階席の前方及び後方しか残っていなかったので3階席の前方を選びました。
2階席の前方という選択もあったのですが、芸劇で同じような席で聴いた時に楽団員さんの何人かにバレてしまったので3階席にしました。(笑)
ヴァイオリンの上の席です。
オペラシティはどこで聴いても比較的良い音がするホールですが、3階席のヴァオリンの上だとやはりヴァイオリンやホルンの音が少し物足りない気がしました。
もし、違う席で聴く事が出来たらもっと郷古さんのヴァイオリンを堪能出来たかと少し残念です。
アンコールはR.シュトラウスの「ダフネ・エチュード」でした。
やはり、ここ数ヶ月は入院予定が決まらなかったり再入院になったりとチケット購入については出遅れています。
アルプスは席など関係ないような魅力あふれる演奏でした。
上岡さんは譜面台にスコアを置いていましたが、ページを1ページもめくらずに暗譜での指揮でした。
指揮そのものも非常に的確で分かり易く、上岡さん自身も感情のこもった指揮でした。
後半は泣いていました。
演奏はアルプスの情景が目に浮かぶような演奏で、特にAuf dem Gipfelからの後半が感動ものでした。
頂上でのトロンボーン、オーボエ、ホルンの旋律が何とも言えない心地よさ…
その後のSonnenuntergangまでは分かってはいるものの。ドキドキしながら聴いていました。
最後は上岡さんがタクトを下ろすまでの静寂…
客席もしっかりと余韻を味わった後に嵐のような拍手がわき上がりました。
1日たった今でも、感動が蘇ります。
また初台から自宅まで新幹線を使わずに3時間を切るという奇跡も起こりました(笑)
終演して初台の駅に着いたらちょうど電車が止まっていて、駆け込みました。
(良い子はマネをしてはいけません…)
新宿駅ではJR湘南新宿ライン小金井行きが止まっていて、これも駆け込み…
池袋で座れたし、余韻を楽しみながらの電車旅?
小金井駅で少し待ちましたが宇都宮駅には18:45分に到着。
初台は16:30頃だったので、宇都宮駅まで2時間15分です。
駅から自宅まで歩いて30分強なので、途中でコンビニに寄っても19:20に到着。
奇跡ですな〜