
戻ってきた免許証
突然、「○○警察ですが、青木さんで間違いないですか」という電話がかかってきました。
「はい、そうです」と答えたら、念のため住所と生年月日を教えてくれと言われ…
やばい、あの件がばれたのか…
それともあの事か…
と思いつつ、それなら電話ではなくて直接来るだろうしなどと思いながら、でも警察のお世話になるような事はやった記憶がないし…
子供が何かやったのか?
などと考えながら、きっと普段とは1オクターブほど高い声で答えました。
「何か最近、身近で無くなったものはないですか」と聞かれ…
100万円を入れた財布が無くなったけど、100万円だから良いかと思って届けなかったと言おうかと思いましたが、100万円の現金なんて最近見ていないし、嘘がバレバレなので「特に思い当たることはありません」と答えました。
すると「手元に免許証はありますか」と聞いてきました。
私は免許証はバッグの外側のポケットに入れているので探しました。
iPodはある、車のカードキーはある、家鍵などを入れているキーホルダーはある、ローラがデザインしたEVEはある、チョコレートはある、飴はある…
免許証は…ない。
「あっ、免許証ありません。落したかもしれません」と答えました。
「そうですよね~、ここにありますから」と…
それなら最初に言ってよ~と思いながら、心証を悪くするのも嫌なので「そうですか、ありがとうございます」と返事をしました。
「受け取りに出頭してもらいたいんですが」
まぁ、受け取りに行くのは当たり前ですが「出頭」ではないだろうと…
しかし心証を悪くしたくないので(以下略
「出頭する時には、印鑑と本人確認が出来るもの、例えば免許証とか…あっ、免許証はここにありますね」
ここで爆笑しそうになりましたが、やはり心証を…
「出頭」してきましたよ。
健康保険証で確認して、書類に住所と名前を書き捺印しました。
免許証を受け取って帰ろうとした時に…
「まさか、車で来ていないですよね~」との一言が…
「当たり前じゃないですか、免許証を携帯していないのですから」と棒読みで返事をしたのは当然の事です。
という事で、いつのまにか無くなって気付かなかった免許証が手元に戻ってきました。
なぜ直接電話があったかと言うと、免許証入れに名刺を入れているんです。
皆さんもこんな時のために連絡先が分かるものを免許証入れに入れておくのをお勧めします。