
退院しましたが…
2013/2/14(木)
まずは2/14に遊び道具を用意して病院に向かいました。
入院時刻が10:00だったところ9時頃到着したので、病棟の隣りのビルにあるスタバで嫁とコーヒーを飲みながら時間をつぶしました。
10:00ちょっと前になったので手続きを行い実際の病棟に行くと、病室に案内され13:30頃から麻酔科の説明がありますからそれまでにお昼を済ませて病室に戻って下さいとの事…
結局スタバがあるビルの2階にあるレストランで、病院食にラーメンは出ないだろうと思ったので「広東麺」を食べました。
大学病院なので学生のために旅行代理店や色々な店舗が入っています。
13:00頃に病室に戻りパジャマに着替えて待っていると、看護士さんが呼びに来て麻酔科へ…
麻酔科では手術の流れと言うビデオを見たり、看護士さんや医師との面談が約1時間あり、嫁はそこで帰宅しました。
夕食を食べてそれ以降は絶食、24:00以降は水を飲むのも禁止されました。
2013/2/15(金)
当然、朝食はなしで水も駄目… 朝食は我慢出来ますが、水を飲めなかったのは辛かった…
8:00頃手術着に着替えて、9:00より点滴が始まりました。
15:00手術開始予定なので、嫁が着いたのが13:00ちょっと前…
結局、前の手術が伸びて私が歩いて手術室に入ったのは16:00でした。
手術室にはSMAPのBGMが流れていました(笑)
手術室は執刀医の好きなBGMが流れている事が多いようです。
ハードロックとかじゃなくて良かった(笑)
ストレッチャーに寝かされ人工呼吸器を付けられたりして… 気がついたら… 「青木さん、分かりますか」という声で目が覚めました。
知らないうちに麻酔が効いていたようで、時間を聞いたら18:30と教えてくれました。
手術時間が約2時間と聞いていたので、凄い大体合っていると感心した記憶が…
行きは歩いて手術室に入りましたが、帰りはストレッチャーに載せられて帰りました。
ここで心残りが…
ストレッチャーに乗ったら手を広げて「キーン」と言おうと思っていたのですが忘れました(笑)
病室に帰り待っていてくれた嫁と少し話をして、先生からの説明も順調な手術だった事を聞いて一安心。
嫁が帰った後は3時間の絶対安静時間というものがあり、病室のベッド上でじっとしていました。
寝ようと思ったのですが、麻酔からすんなり抜けてしまったようで寝られません。
22時過ぎに絶対安静がとけて手術着からパジャマに着替え、看護士さんの見守る中で水を飲みました。
問題が無かったので飲食の許可がおりて、遅めの夕食をしっかり食べました。(五分粥でしたが)
2013/2/16(土)
食事も問題なく食べられるので、点滴が終了しました。
しかし、腕を曲げて小説を読んだりしていたら「青木さん、腕を真っすぐにしないと点滴が入らないので伸ばして」と看護士さんに言われ…
本来ならもっと早く、点滴がとれていたのが11時頃までかかってしまいました。
2013/2/17(日)
副甲状腺を摘出するのに首の下(鎖骨の少し上)を5センチくらい切りましたが、創部の治りが良くなるようにドレーンと呼ばれる血抜き用の管が首に繋がっていましたが、本日の診察で外れました。
これで病院内を自由に歩き回る事が出来るし、シャワーもOKになりました。
午後には私の両親、嫁、次男がお見舞いに来てくれました。
看護士さんに内緒で「抹茶アイス」を食べました(笑)
両親は横浜からなので早めに引き上げた後、スタバの前で色々と話をしているといきなり見慣れた顔が目の前に現れました。
わざわざ、東京からお見舞いに来て頂きありがとうございました。
バレンタインのチョコレートとバウムクーヘンを頂きました。
あっ、嫁に持って帰ってもらったので食べないと…
2013/2/18(月)、19(火)
もう何もする事はありません。
起床時と14:00の検温、9:00頃の診察以外は自由です。
診察も首の創部を確認するだけで1分以内に終わりました。
朝食を食べてコンビニに行く。
昼食を食べてコンビニに行く。
夕食を食べてシャワーに行く。
この繰り返しでした。
2013/2/20(水)
8:00頃に診察があり抜糸…
痛いと聞いていたので緊張していたら、担当医から痛くないから力を抜いてと言われました(笑)
実際に痛くありませんでした。
その後病室にいても何もする事がないので、食堂で嫁が来るまで待機、入院費を払って退院しました。
今回の入院で得られたもの
・ 耳鼻咽喉科が外科の扱いだった事
・永遠とも思われるゆっくり進む時間
今回の入院で失ったもの
・副甲状腺1つ
・ひげ
当初の検査は内分泌科で行っていて手術が決まったら耳鼻咽喉科へ引き渡されました。
手術は外科だと思っていたので不思議だったのですが、手術室への移動中に看護士さんに聞いたら耳鼻咽喉科も外科だという事を聞きました。
のどの手術なのでひげは関係ないだろうと思っていましたが、人工呼吸器をテープで止めるから剃って下さいと言われ、手術前日にコンビニでひげ剃りを買い剃りました(涙)
今は、少しですが生えつつあります。
これでめでたし、めでたし という所ですが…
抜糸の際に担当医から奥さんが来たら一緒にお話ししたい事があるので、帰らないで下さいと言われていました。
えっ、何?
再手術の話でした。
そもそも今回の入院は血液検査でカルシウムの値が高く、
(副甲状腺が5つ以上ある人もいるようです)
該当する副甲状腺を摘出した訳ですが、
これは手術前の説明にもありましたが、中にはこのような現象もあるそうです。
副甲状腺は別名上皮小体と言われる内分泌腺で通常は米粒くらいの大きさだそうです。
今回私のケースでは、それが1センチくらいまで腫れていたのが核医学検査等を通じて見つかりましたが、中には検査では見つからない異常な副甲状腺も存在するとの事です
担当医が言うには、今回摘出した副甲状腺以外にもまだ異常な副甲状腺が残っている可能性が大きいとの事で、来週からMRI等で再検査を行い再手術を行う事になりました。
今回の手術で切ったり縫ったりした組織が完全に治癒してしまうと、再手術の困難度が上がってしまうのでここ1〜2ヶ月以内の手術になりそうです。
ストレッチャーで「キーン」を忘れたから罰が当たったのでしょうか…