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「ドビュッシー、音楽と美術」展

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昨日、急に決まった東京出張…
空き時間があったので、ブリヂストン美術館で開催されている「ドビュッシー、音楽と美術」展に行って来ました。

オルセー美術館、オランジェリー美術館、ブリヂストン美術館との共同企画です。
ドビュッシーは今年で生誕150年記念という事もあり、 開催されたようです。

最初は、ちょっと入り口を覗いて混んでいたら観るのをやめようと思っていたのですが、今の時期は上野へ真珠娘達(笑)を観にいっている人が多いのが、入り口は閑散としていました。
2階の展示室に上がっても、それほど人はいません。
ユッタリと150点あまりの作品を鑑賞出来ました。(最後の方はちょっと急ぎましたが)

今回の展覧会は

第1章:ドビュッシー、音楽と美術
ドビュッシーの肖像画が数点

第2章:「選ばれし乙女」の時代
カンタータ「選ばれし乙女」 に影響を与えたと思われている何点かの絵画や楽譜の表紙?
エドワード・バーン=ジョーンズ、ダンテ・カブリエル・ロセッティ、マルセル、バシェ、モーリス・ドニ等

第3章:美術愛好家との交流
ここでの目玉はポスターにもなっているルノワールの「ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール」
同じ彼女達を描いたドガの作品も数点

第4章:アール・ヌーヴォーとジャポニズム
ドニ、ガレ、葛飾北斎、歌川広重や楽譜数点
ガレの「たまり水」

第5章:古代への回帰
牧神の午後のための序曲(これ好きです)関連の作品、楽譜

第6章:「ペレアスとメリザンド」
歌劇「ペレアスとメリザンド」関連の衣装のデッサン等

第7章:「聖セバスチャンの殉教」「遊戯」
音楽劇「聖セバスチャンの殉教」やバレエ音楽「遊戯」関連

第8章:美術と文学と音楽の親和性
第9章:霊感源としての自然
第10章:新しい世界

第8章以降は、時間がなくなって来た事もありユックリとは鑑賞出来ませんでした。
内容は、楽譜、マネ、モネ、ガレ、ゴーガン等

もちろん、モネの「嵐。ベリール」と「雨のベリール」はじっくり観ましたが…

公式アルバム(CD)を売っていたので、買って来ました。
ここでしか買えませんという言葉に負けました(笑)

これで前売り券を買っている展覧会は「リヒテンシュタイン」だけになりました。

一応公式アルバムの内容を紹介しておきます。

《CDI》

~ピアノ伴奏による歌曲~

1)グリーン(作詩:ポール・ヴェレーヌ)~『忘れられた小唄』(1886)より
メアリー・ガーデン(1874-1967)…ソプラノ
クロード・ドビュッシー(1862-1918)…ピアノ
2)マンドリン(作詩:ポール・ヴェルレーヌ/1882)
3)あやつり人形(作詩:ポール・ヴェルレーヌ)~『艶なる宴第1集』(1891)より
4)グリーン(作詩:ポール・ヴェレーヌ)~『忘れられた小唄』(1886)より
ニノン・ヴァラン(1886-1961)…ソプラノ
ギュスターヴ・クロエ(1890-1970)…ピアノ
5)母の願いによって聖母に祈る(作詩:フランソワ・ヴィヨン)
~『フランソワ・ヴィヨンの三つのバラード』(1910)より
クレール・クロワザ(1882-1946)…メゾ・ソプラノ
イヴァナ・メエディンティアノ…ピアノ

6)噴水(作詩:シャルル・ボードレール)~『ボードレールの五つの詩』(1889)より
クレール・クロワザ(1882-1946)…メゾ・ソプラノ
ジョージ・リーヴス…ピアノ
『ビリティスの三つの唄』(1898)
7)パンの笛(作詩:ピエール・ルイス)
8)髪(作詩:ピエール・ルイス)
9)ナイアードの墓(作詩:ピエール・ルイス)
ジャーヌ・バトリ(1877-1970)…メゾ・ソプラノ&プレイエル・ピアノ
10)グリーン(作詩:ポール・ヴェレーヌ)~『忘れられた小唄』(1886)より
『ビリティスの三つの唄』(1898)
11)パンの笛(作詩:ピエール・ルイス)
12)髪(作詩:ピエール・ルイス)
13)ナイアードの墓(作詩:ピエール・ルイス)
イレーヌ・ジョアシャン(イレーネ・ヨアヒム1913-2010)…ソプラノ
ジャーヌ・バトリ(1877-1970)…ピアノ
『艶なる宴第2集』(1904)
14)うぶな人たち(作詩:ポール・ヴェルレーヌ)
15)半獣神(作詩:ポール・ヴェルレーヌ)
16)わびしい対話(作詩:ポール・ヴェルレーヌ)
ジェラール・スゼー(1918-2004)…バリトン
ジャクリーヌ・ボノー(1917-2007)…ピアノ

~ピアノ曲~

17) 雨の庭~『版画』(1903)より
ベンノ・モイセイヴィチ(1890-1963)…ピアノ
18)グラナダの夕べ~『版画』(1903)より
リカルド・ビニェス(1875-1943)…ピアノ
19)金色の魚~『映像第2集』(1907)より
リカルド・ビニェス(1875-1943)…ピアノ
『子供の領分』(1908)より
20)グラドゥス・アド・パルナッスム博士
21)ゴリウォグのケーク・ウォーク
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)…ピアノ
22)水の反映~『映像第1集』(1905)より
アルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)…ピアノ
23)トッカータ~『ピアノのために』(1901)より
ベンノ・モイセイヴィチ(1890-1963)…ピアノ
24)ラモーを讃えて~『映像第1集』(1905)より
25)そして月は荒れた寺にかかり~『映像第1集』(1907)より
マルセル・メイエール(1897-1958)…ピアノ

《CDII》

~管弦楽曲~

1)『牧神の午後』への前奏曲(1894)
カミーユ・シュヴィヤール(1859-1923)指揮コンセール・ラムルー管弦楽団
『海』(1905)
2)海の夜明けから真昼まで
3)波の戯れ
4)風と海との対話
アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)指揮NBC交響楽団
5)『牧神の午後』への前奏曲(1894)
ワルター・ストラーラム(1876-1933)指揮コンセール・ストラーラム管弦楽団
マルセル・モイーズ(1889~1984)…フルート
『海』(1905)
6)海の夜明けから真昼まで
7)波の戯れ
8)風と海との対話
ロジェ・デゾルミエール(1898-1963)指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
『管弦楽のための夜想曲』(1897-1899)より
9)雲
10)祝祭
ピエール・モントゥー(1875-1964)指揮ボストン交響楽団

《CDIII》

~歌劇『ペレアスとメリザンド』(脚本/モーリス・マーテルランク)より~

1)私の長い髪が(第3幕第1場)
メアリー・ガーデン(1874-1967)…ソプラノ
クロード・ドビュッシー(1862-1918)…ピアノ
ジョルジュ・トリュック指揮による録音より
2)もうこの森から出られないだろう(第1幕第1場ゴロー、メリザンド)
3)これが弟のペレアスからの手紙です(第1幕第2場ジュヌヴィエーヴ、アルケル)
4)ああ、全て大丈夫だ(第2幕第2場ゴロー、メリザンド)
エクトール・デュフラーヌ(1870-1951)…ゴロー(バリトン)
マルテ・ネスプーロス(1894-1962)…メリザンド(ソプラノ)
クレール・クロワザ(1882-1946)…ジュヌヴィエーヴ(アルト)
アルマン・ナルソン...アルケル(バス)
ジョルジュ・トリュック指揮交響楽団
ピエロ・コッポラ指揮による録音より
5)どこへ連れてこられたのか、わからないでしょう(第2幕第1場ペレアス、メリザンド)
6)ああ、やっと息ができる!(第3幕第3場ペレアス)
7)果てしない無垢だ(第4幕第2場ゴロー)
8)ずいぶん前に、私たちここへ来たわね(第4幕第2場ペレアス、メリザンド)
9)あの物音は何?(第4幕第2場ペレアス、メリザンド)
イヴォンヌ・ブロティエ(1889-1967)…メリザンド(ソプラノ)
シャルル・パンゼラ(1896-1976)…ペレアス(バリトン)
ヴァンニ・マルクー(1877-1962)…ゴロー(バリトン)
ピエロ・コッポラ指揮コンセール・パドゥルー管弦楽団

~管弦楽伴奏付の声楽曲~

10)リアのレシタティフとアリア(作詩:エドゥアール・ギノー)
~カンタータ『放蕩息子』(1884)より
ニノン・ヴァラン(1886-1961)…ソプラノ
ギュスターヴ・クロエ指揮大管弦楽団
『二人の恋人の散歩道』(1909-10)管弦楽編曲:ルイ・ベッツ
11)洞窟(作詩:トリスタン・レルミット)
12)クリメーヌよ、私の勧めを信じなさい(作詩:トリスタン・レルミット)
13)あなたの顔を見て、私は震える(作詩:トリスタン・レルミット)
ニノン・ヴァラン(1886-1961)…ソプラノ
ルイ・ベッツ指揮交響楽団
14)母の願いによって聖母に祈る(作詩:フランソワ・ヴィヨン)
~『フランソワ・ヴィヨンの三つの歌』(1910)より
15)洞窟~『フランスの三つの歌』(1904)/『二人の恋人の散歩道』(1909)より
16)マンドリン(1882)
ジェラール・スゼー(1918-2004)…バリトン
エドゥアール・ランダンベール指揮パリ音楽院管弦楽団

~ボーナストラック~

アンドレ・カプレ(1878-1925)作曲
17)森~『レミ・ド・グールモン初期詩集による四つの歌曲』(1917)より
シャルル・パンゼラ…バリトン
ピエロ・コッポラ指揮管弦楽団